Kimono Ponchoのブログ

こんにちは

いつもご覧頂き、誠にありがとうございます

さて、本日も、自分用の単衣の対丈着物の製作の模様の続きをご紹介をさせて頂きたいと思います

前回の日記では、今回の作品は単衣なので、裾の始末を最後にすることにして、脇くけもしないままで、先に袖と衿を付けてしまって、実際に着てみながら改善方法を考えるという方向に決定して、衿を付け終わって袖を大体作り終わったところまでご紹介致しました

それでは、続きをご覧くださいませ～

前回も述べました通り、今回の作品で「改善したい」と思っている、前作の反省点は、

・特に右脇から下前身頃の下半身の見た目がすっきりしていない点

・左脇のタックによる縦じわが気になった点

・時々、着方によっては、下前身頃の裾が上前身頃の裾の下にはみ出して見えるという点

・もうあと「ほんの気持ち程度」身丈が長い方がベターかなあと思った点

・着物の下に着る物の分厚さによって、身幅が調整できる方がいいなと思った点

以上の5点です

・・・で、袖は普通に付け終わって、まずは、「左脇のタックによる縦じわが気になった点」。これは、タックの幅が脇線に埋め込んでしまえそうな程度でしたので、やってみました




次は、「右脇から下前身頃の下半身の見た目がすっきりしていない点」です

前作では、ごく普通に縫い上げてしまってから、余っている部分を脇腹のあたりで１か所と、右足の付け根あたりで１か所、ざっくりつまんだので、かなり大きな縦じわができてしまって、見た目が悪くなってしまいましたので、これもできる限り脇線に埋め込む方向でやってみました

まずは、ウェストのあたりを左脇と同じように入れ込んで縫ってみました


これで、ウェストはそこそこスッキリしたのですが、下前身頃の下半身のあたりが、やっぱりもうちょっと余っていたので、それも脇線に入れ込みました（すみません、写真を撮り忘れたまま次の工程に進んでしまいました）(^_^;)あ、最初の外側の縫い目は外しました

もちろん、体型には個人差がありますので、凸凹の大きい方は、これだけではすみません。おそらく、脇だけでなく、前後の身頃にも何本かのタックを入れる必要があると思います。（補正下着という手もありますが、私はできるだけ簡単に着れる方法を考えているので、補正下着は構想に入れていません）

・・・で、私の場合はとりあえず脇線で入れ込めたのですが、これだけ内側にカーブをかけると、当然ながら、縫込みがつってしまいます

なので、ここは、もう通常通りの「縫込みを切らずに残す」という方法ではとても成り立たないので、縫込みは切って、しかも斜めに切り込みをたくさん入れました（つまり、もう身幅を広く縫い直すことはできないということです。ここは和裁の基本概念に反するところで、私の作る女性用対丈着物のデメリットの一つです。）



私の場合は、これで結構スッキリしました



あとは、普通に脇くけしました


・・・で、次は、「時々、着方によっては、下前身頃の裾が上前身頃の裾の下にはみ出して見えるという点」です

前作では、下前の衿と身頃をほんのちょっとだけつまんだのですが、ここは、着用時には隠れてしまう部分ですので、今回はかなり思い切ってつまんでみました





これだけ短くしておけば、はみ出る可能性は無いと思われます
切ってはいないので、実際に着てみて、「つまみすぎた」と思ったら、また後で直すつもりです

これで、最大限厚着をした時の身幅に設定していますので、あとは、「着物の下に着る物の分厚さによって、身幅が調整できる方がいいなと思った点」と、「もうあと「ほんの気持ち程度」身丈が長い方がベターかなあと思った点」の改善に、これから挑戦です

さて、うまくできるかな

よろしければ、お付き合い下さいませ～

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