Kimono Ponchoのブログ

こんにちは

いつもご覧頂き、誠にありがとうございます

さて本日は、昨日ちらっとお知らせしました通り、3月16日の、奈良きもの日和の「梅見日和」で着る予定で今ちょうど作っている「梅アイテム」をご紹介させて頂きたいと思います

「梅アイテム」に使う材料として、今回ワタシが目を付けたのが、梅柄の新古品の黒留袖

着物好きな方ならご存知だと思いますが、着物の反物は、ほんのちょっとでも「シミ」や「キズ」があると、できたてホヤホヤの反物でさえ「B反」と呼ばれて、大幅に値段が下がります

そして、その高いハードルを通過した「正反」でさえ、何年も売れ残ってしまうと「お蔵入り」となって、次に世に出る時には「新古品：シミ、焼けあり。リメイク、教材向きにつき、返品不可」という売られ方になって、価格はもう新品の白生地にも到底及ばないぐらいの安い値段になります

もちろん、本当に使い物にならないようなヒドイ状態の反物も、たまにはありますが、「どこにシミがあるんやろ」というような、普通に仕立てに使っても問題無いような良い状態のものも数多くあります

今回購入した仮絵羽の黒留袖も、そんな新古品の一つで、紅白の梅が川岸に咲き誇っている、とてもきれいな柄のものです


ちょっともったいない気もしましたが、「着ない」のはもっと勿体無いので、思い切ってリメイクすることにしました

留袖は、裾の低い位置にしか模様が無いものも多いので、買う前は「ショールにしかできないかも」と覚悟して買ったのですが、これは上前衽のかなり高い位置から模様が大きく広がっていたので、うまくいけばポンチョにできるかもと期待しながら、とりあえず仮絵羽をほどいて、柄を合わせてみました


あと、心配していた石持（家紋を入れる予定の場所にある白い丸）の位置も、石持から柄までの距離が長かったので、表に出さなくてもポンチョにできそうです

「なんとかなるかならないかは、やってみないと分からないけど、とにかくやってみよう」という、いつもの感じで、スタートしました

次回も、製作風景の続きをご紹介させて頂きたいと思っております～

よろしければ、お付き合いくださいませ～

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