Kimono Ponchoのブログ

こんにちは

いつもご覧頂き、誠にありがとうございます

さて本日からは、2月6日の日記でご紹介した、海外からのとっても嬉しいご注文の続報をご紹介をさせて頂きたいと思います

このお客様は、たまたまEtsyで私のお店を見つけて下さった、海外の女性のお客様です

2月6日の日記でご紹介しましたようないきさつから、「大きくなったら、舞妓さんになりたい」というのが、このお客様の小さい頃の夢でした

現実的に舞妓さんになるのは無理なので、せめて着物を着て、少しでも舞妓さんの姿に近づきたいと思われても、日本の着物は彼女には小さすぎて、泣く泣くあきらめてこられましたが、今回、広幅のポリエステルで、ピッタリサイズのお着物をお作りさせて頂くことになりました

少しでも夢に近い着姿になって頂けるよう、お客様とご一緒に着物の生地から小物にいたるまで、ご相談しながら少しずつ決めてまいりまして、つい先日、やっと全てのコーディネートが決定しました

着物の生地は、こちら


濃い紫地に、手まりや桜、紅葉など、とっても日本らしいかわいらしい柄行きのものです

この生地は、お客様にとって「ドンピシャ」だったようで、一瞬で即決されました

さて次は帯です

実は、帯の生地選びはかなり難航しました(^_^;)

お客様のご希望は、「舞妓さんのような帯」なので、どうしても金や銀の入ったきらびやかな袋帯になってしまいます(^_^;)

たしかに、最近、海外の「着物ブーム」のおかげで、例えばeBayのようなショッピングサイトにも、金銀の袋帯の古いモノがとても安価で売られているんですね。

ただし、当然それは何十年も前の日本人女性用に作られた帯ですので、このお客様には短か過ぎるものばかりです

かと言って、本物の正絹の袋帯を特注サイズで注文するとなると、それはもうエライ金額になりますので、ご予算をはるかにオーバーしてしまいます(^_^;)
でも、綿生地では、なかなかお客様のお気に召す柄が見つかりません・・・

そこで、綿生地はあきらめて、「ちょっと追加料金がかかりますが」という条件付きで、最近ちょこちょこ出物が増えてきている、ポリエステルの「金らん」をご提案してみました

その生地がこちら


こちらは、一瞬で気に入られ、追加料金もご快諾頂きました

しかし、このポリエステルの金らん地は、ポリエステルの織物で、とても生地が弱く、このまま普通に袋帯に仕立てて普通に結ぶと、結び目で生地が傷んでしまう危険性がとても高いです

なので、「作り帯」にするという条件付きで、この生地を使うことに決定しました

ここで役に立ったのが、2013年3月19日の日記でご紹介した、長～～～～い帯芯


これで内側からしっかり支えてやれば、弱いポリエステル金らん地でも、しっかりした袋作り帯にできるはずです

改めて、この帯芯のメーカーさんをご紹介下さったS様、ありがとうございました～

・・・ということで、昨日から製作にかかっております

次回からは、その製作風景をご覧頂きたいと思いますので、よろしければお付き合い下さいませ～

これをご覧になって、ご興味をお持ち頂いたお客様、是非Etsy KimonoPonchoCom の「Request Custom Order 」ボタン、または、当店のホームページの「お問合せフォーム」から、お気軽にお問合せくださいませ～

ご覧頂きありがとうございました

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