Kimono Ponchoのブログ

こんにちは

いつもご覧頂き、誠にありがとうございます

さて、本日も、最近ご注文頂いた、とっても嬉しいお誂えご注文のご紹介をさせて頂きたいと思います

ご注文主様は、私の着物友達

ご注文内容は、リメイク黒留ポンチョです

リメイクに使うのは、ご注文主様が、わざわざ古着屋さんに足を運んで購入してきて下さった、刺繍が見事な黒留袖

前回は、とりあえず柄を合わせて衿肩あきのところで身頃を断ち切ったところまでご紹介致しました

それでは、続きをご覧くださいませ～

柄を合わせてみた結果、ご注文主様にとって理想的な裄寸法の位置で、ちょうど綺麗に衽の柄が切れることが分かったので、身幅は柄を合わせた位置の幅をそのまま縦に延長することに決めて、まずは縦に6枚縫い合わせました

・・・で、次はポンチョ丈を決めます

ちょうど半分のところを肩山にできれば、何の問題もなくポンチョにできる長さはあるのですが、ここで問題になってくるのが、家紋です。

まずは、家紋を入れずに柄を全て入れて仕立てられる位置で仮留めしてみると、こんな感じになりました


「う～ん、やっぱり、もうちょっと丈が欲しいな～」

丈を長くするには、肩山に足し布を入れるか、裾に足し布を入れるか、というところですが、実は他にももう一つ解決方法があるんですね～

それは、裾線を斜めにするという方法です

ご参考までに、これは私の「着物ポンチョ第1号」の「附下ポンチョ」ですが、これは、柄を全部は入れずに、綺麗に切れる位置で斜めに切って作ったものです


今回はすでに衿肩あきが開いてしまっていたので、これと全く同じにはできませんが、裾線はこんな風に斜めにすれば、抱き紋（胸の紋）の位置をもう少し上に上げることができるので、ポンチョ丈を少し長くすることができます

・・・ということで、今度は抱き紋をギリギリまで上げて、待ち針で留めてみると、こんな感じになりました


前から見ると、こんな感じ



背紋については、縫込みの中に入れることができるので、全く問題ないので、これでポンチョ丈はちょうどいい長さにできそうです

・・・で、抱き紋が入らないように裾線を斜めにして仮留めしてみました



「うんいい感じ」


・・・ということで、続きはまた次回によろしければお付き合いくださいませ～

ご覧頂きありがとうございました


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