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テーマ:オシャレ大好き(194659)
カテゴリ:和裁士のお仕事♪
こんにちは
いつもご覧頂き、誠にありがとうございます さて本日も、最近頂いた、海外からのとっても嬉しいお誂え注文のご紹介をさせて頂きたいと思います ご注文主様は、たまたまEtsyで私のお店KimonoPonchoComを見つけて下さった、海外の男性のお客様 ご注文内容は、緑の正絹袷着物と茶色の正絹袷羽織です お客様のお好みの色に誂え染めしてもらった1尺1寸幅の丹後ちりめんの反物で作ります 前回は、羽織の表身頃の裾を切らずに、ぐるっと折り返して、額裏とつなぎ終わったところまでご紹介致しました それでは、続きをご覧くださいませ~ 次は、前身頃に「前下がり」を付けます羽織は、前身頃の裾で正面を脇よりも低くしておかないと衿が上がって見えるので、「前下がり」を付けるわけです 裾返りを折り返す際に、後身頃の丈よりも前身頃の丈を「(前下がり分+縫込み分)×2」の寸法長くしておいて、布は切らずに、裾で斜めに折って中に入れ込みます 今回は、9分(約3.5cm)の前下がりを付けました写真では下が正面(衿が付く側)、上が脇です ・・・で、次は「マチ」を付けます 「前落し」で切り取った細長い布を脇に付けます 女物は「身八つ口」があるので、「マチ」の上端を5分ほど裾と平行にして台形の「マチ」にしますが、男物は身八つ口が無いので、「マチ」は三角形にします 写真では手前が表身頃、裾線をはさんで奥が裾返り(裏身頃)です (写真では三角形の上端が少し空いていますが、袖を付けてからキセをかけて「留め」を入れるとここはふさがります 出来上がりのマチの見た目は三角形ですが、実際には裾返り(裏身頃)とつながっているので、こうやって平面で見ると菱型ですね ただし、相撲の力士用の羽織は「マチ」に並幅(1尺幅)の布を使って付けるそうですし、身幅が極端に広い男性は台形のマチにするのだろうと思います ところで、私は以前から羽織の「マチ」って何のためにあるんだろうと不思議に思っていたのですが、「陣羽織」には「マチ」が無くて「馬乗り(スリット)」があることを考えると、武士が刀を差すためには脇のスリットが必要だけれども、刀を差さないなら、ふさがっている方が暖かいから布を足してふさいだんじゃないかなと、今回ふと思いました あともう一つ今回マチを付けて思ったのは、長身で細身の男性が袴をはく場合には、「三角マチ」は有効だなあということです なぜかと言うと、細身で長身の方の場合、身幅(ヒップの高さ)が狭く肩幅が広いので、脇の傾斜が非常にきつくなり、身頃は激しい逆三角形になります。 でも袴をはくなら羽織の裾(膝のあたりの高さ)は若干広がっている方が良いですよね なので、逆三角形の身頃に、下半分(ウェストから膝まで)だけ三角形のマチを付ければ、ちょうどウェストのあたりで「くびれ」ができて、袴の傾斜に添うカタチになるなあと思ったわけです やっぱり羽織はそもそも男性の衣服なんですね 女性の羽織は、江戸時代に芸者さんが旦那衆の羽織を羽織ったのが「粋」だと言われて流行したのが始まりだそうなので、元々男性用の服をむりやり女性用に作ったものなので、構造的に「?」と感じることが多いのかなと思いました ・・・などなど、ただただ私の個人的な感想ですので、詳しくご存知の方、いらっしゃいましたら教えて下さい ・・・ということで、前下がりとマチが付きました 長くなりますので、続きはまた次回に よろしければ、お付き合いくださいませ~ これをご覧になって、ご興味をお持ち頂いたお客様、是非Etsy KimonoPonchoCom の「Request Custom Order 」ボタン、または、当店のホームページの「お問合せフォーム」から、お気軽にお問合せくださいませ~ ご覧頂きありがとうございました 和風ぽんちょ.comのホームページも、是非ご覧くださいませ 和風ぽんちょ.comのfacebookページもよろしくお願い致します お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年12月25日 10時30分32秒
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