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いや~、懐かしいな~。
パソコンに入れているカレンダーソフト(フリー)が12日が祝日で休みだと示した。 日本にいない自分は、 「今日は何の日だ?知らへんぞ…。また新しい祝日が出来たんか!ちきしょー教えろや!」 と思っていると、成人式だったのね~。 そこで自分の成人式を思い出した…。 そうそう、あの時は大学2回生のピチピチボーイだったように思う。 学生の頃はスーツを着る機会など、なかなか無く、成人式の時にスーツを着れるのが楽しみでしょうがなかった。 そこで市民会館の近くに住む友達の部屋で準備をしていたのである。 それは、もうワクワクがドキドキである。 夜中の3時ぐらいまで飲みながら、スーツやネクタイを締める練習や、かっちょいいスーツを来た男の歩き方などを研究し、どうやって晴れ着ギャルをゲットするかを丹念に友達と話し合い、大人への式典を待っていたのである。式典開始は早朝8:00からである。 しかし、起きたのは10:00であった。 昨日のネクタイの締め方など関係なく、スーツは何をどう着たのか分からない格好で、超ダッシュ四駆郎である。 「うぉー!俺らの大人の階段が終わってしまう!」 起床から3分の猛烈ダッシュで友達のハーレーに二人乗りこみ、市民会館に到着した。 見たところ、まだ市民会館から新成人達は出てきていない。 「こりゃ間に合う!俺らの大人への門は開いている!」と叫びながら、二人で受付に向かった。 うまいこと時間はあうもので、受付に立ったときに、大人になった彼らが続々と出てきたのである。 大人の彼らは、すごくかっちょよく見えた。口が開いたまま閉まらなかった。 出口で大人の階段を登った成人を見る自分達。 出口から腐りかけのリーマンの酔っ払いのような格好の自分達を見る成人達。 晴れ着ギャルも既に約束をしたであろう他のかっちょいい新成人と共に消えて行く。自分達二人は地元の成人式には参加せず、大学の町の成人式に参加したので、知り合いはゼロである。自分は大阪、相棒は東京。 市役所の方が、笑いながら、 「いやー、ギリギリアウトやね!以後遅れないようにね。」 …。もう一回やってくれるのであろうか? ワクワクがドキドキなんて、どこに行ったのやら。 成人のお祝いに市役所がくれたバッジを胸に、しっとりと成人の祝いをラーメンでずるずるしながら過ごしたのである。 あれから6年。式典に遅れたのが原因では無いが、まだまだ胸を張って「大人」とは言えない。 それ以降、自分は集合には必ず遅れることにした。 自分は、「ヒーローは必ず遅れてやってくる!」をスローガンとして今までやってきている。 大人じゃなくていいんだ、ヒーローであれば。 俺はヒーローだ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年01月13日 11時14分12秒
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