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先日のことである。
ハルポン工業大学(例の「神舟五号」を宇宙にぶっ飛ばした名門大学)の中国人の友人に呼ばれて、彼の学校内で待ち合わせをして一緒に飯を食う予定だった。 自分が住んでいる場所もハルポン市内から超離れている場所なのだが、彼の住んでるハルポン工業大学もグレートに離れていた。 バスを3回も乗り継ぎ、1時間以上かけて、ようやく彼の学校に着いたのである。 時間に余裕を持って来たため、学校の正門に着いてから彼に電話をした… 自分;「着きましたで~。今正門やねんけど迎えに来てくれる?」 友人;「オッケー!おっ!そこら歩いてる女の子に声かけるなよ!ダッシュ四駆郎で行くから!」 ※(彼の大学は男女率が男9対女1の割合。自分の大学は男女率が男3対女7の割合。) 自分;「アホか!貴重な女の子に俺が手付けたら、お前らの取り分無くなってしまうやろ!大人しく待ってるわ。」 と、約束どおりに、数少ないハルポン工業大学のギャルを指をくわえながら黙って見て待っていました。 が! ところがどうしたことでしょう!だいぶ遠いところにいた女の子が自分を見て、何かを悟ったかのように目を光らせながら、自分に向かって一直線に走ってくるではありませんか! 少しいつものパターンとは違う状況にドキドキしながら待っていると、そのギャルが息を切らせながら自分にこう言ったのである… 「ウワーーン!超かっこいい!」 なんだ何だ?この超夏色娘はいきなり何を言い出すんや? 日本でもこんなに直接的な逆ナンに合った事は無い。 続けて超夏色娘はシャウトする… 「超おしゃれーー!!たまんない!もう汁ダク!」 最初はドキドキしてたが、何だか褒められれば褒められるほど、こっちも気分が良くなってきてノリノリになってきた。 「そおっすか~?いやー照れるね~(*´Д`) !!」 とノホホンとして良い気分になっている矢先! なんと超夏色娘の後方斜め45度から、今度は物凄い笑顔をした超夏色マッスル男が走ってくるではないか!! まだ彼女と何もやってないのに、いきなり修羅場かよ! って思っていたら、超夏色マッスル男が… 「いやー。ほんまにかっこいいね!今まで探してた中で一番お洒落泥棒や!」 ますます混乱してきた。(;´Д`)ハアハア なんなんだこの超夏色コンビは!? よく見てみると、このコンビの首には「スタッフ」と書いたタグプレートがぶら下がっている。 落ち着いて話を聞いてみると、なんと美男子美女子コンテストのスタッフであり、参加者を探しているとのことであった。 安心して更に詳しく聞いてみると、かなり本気モードのコンテストである。 中国政府の体育部が主催で、試合の様子もテレビで全国放送、今回は東北三省の予選で、その後全国大会となるらしい。 自分自身も小生ながら、日本ではモデルのバイトもしていたこともあり、ウォーキングやポージングなら、練習しなくても余裕の善夫である。 また、今まで日本人として、こういう形で中国との関係を持ったやつもいないことだろうし、こういう形でも日中友好の役に立つのでは?と考えていた。 何が一番嬉しかったというと、自分の美貌は無論当たり前のことなのだが、最後に超夏色娘に名前と連絡先を教えるときに初めて自分が日本人であると分かったということが、留学をしに来ている自分にとってみれば、この上も無い悦びであった。 彼らも外国人であるということにビックリしながらも、主催事務所に電話で連絡をし、外国人であっても中国語が普通に喋れるなら、出場資格に問題は無しという許可がおりたのである。 それから数日。 毎日電話がかかってきて参加の懇願を受けているのだが、少々躊躇している点が一つ。 「規定の超ハイグレビキニでの水着審査」 勘弁してや~!中国に来てから太った体重は7キロ。 コンテストまでのタイムリミットは1ヵ月を切っている。 7キロの体重を落とすのは不可能。 ってか、なんでハイグレビキニやねん!!! あっ。 ダッシュ四駆郎で来た彼とは、何も無かったようにウイグル名物「シシカバブー」を食べながら楽しく飲んだとさ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年06月07日 20時13分38秒
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