素浪人 花山大吉
突然、思い出せた消えかかっていた記憶『素浪人 花山大吉』 ひょうたんを腰にぶら下げ、日本中を旅していた、さすらいの人。おからが大好物で、こよなく日本酒とおからを愛する素浪人。きっと小学校低学年であったろう私は、素浪人に憧れ、ちゃんばらゴッコや、木刀やらに惹かれていた時代が確かにありました。白黒テレビの中でも、不思議に鮮やかに天然色として記憶に残るこの花山大吉こそ、記憶と忘却と色彩との不思議な因果関係を示してくれる証拠なんですが・・・客観性は皆無です。今の私は・・・時代劇に時間を割くことのない生活スタイルで、流浪の侍に憧れていたことすら忘れていたんですね。きっと大吉さんに、えらい剣幕で怒られそうです。きっと『童心』も忘れかけているのでしょうね。