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テーマ:鬱病(2269)
カテゴリ:うつとこころ
昨日は、彼と初めて二人で病院に行きました。 付き合い始めの頃に、できることなら病院やカウンセリングに一緒に行って欲しい というお願いをしていたのですが、今回、彼の方から「一緒に病院に行く」と言ってもらい、 今日に至りました。 そもそも私たちのお付き合いは、私のこの病気や、家庭環境のことを相談したのがきっかけで始まった ということもあり、彼はとても協力的です。 つらくなったらすぐ連絡をしてくれ、と言ってくれるし、そういうときに連絡をしなかったり 黙っていたら、「もっと話してくれ」「頼ってくれ」と言ってくれるくらいです。 そして、本日の診察ですが、まずドクターが私の今の状態や、そこに至った経緯などを説明してくださいました。 私が、いつもひとの顔色を見ながら、何気ない一言や態度に過剰に不安を抱いたり心配をしたりしてしまうということ・・・ それは、育った家庭環境から影響されたことであるということ。 そして、親は大概にして、認めようとしない。 もしくは「すべて自分が悪かった」と自分も被害者のようになって逃げてしまうことが多いと。 私の場合も、母は「治るだめなら何でもする」とは言ってくれますが、それはあくまで入院をさせたり、 必要だったらどこか自然のあるところで心を癒したりだとか、カウンセリングに通わせたりだとか あくまでも、自分はひとつ距離を置いた感じでした。 でも、それもとてもよくわかるのです。 父も、母も、自分たちの築き上げてきた地盤を壊したくないから。 巻き込まれないようにしているから・・・。 それは「自分を守る」ということだから、こちらからは何も言うことはありません。 無理やり引き摺りこもうなんて思わないから。そうなってほしくはないから。 だけど、私はそこでひとり、ぽつんと取り残されて、頼るところをなくしてしまって。 あふれた感情は泣き叫んだり破壊行為へと変わっていきました。 そんなときに、母は飛んでやってくるけれど、一緒に泣いてはくれるけれど、 「恐いから物を壊したり叩いたりするのはやめてくれ」 と言われてしまい、 ますます、心の中にへどろのような感情が積み重なってゆくようになりました。 だけど、彼のそばにいるようになって、私は自分の感情を我慢せずに表に出すようになってきました。 それは、とてもいい兆しなのだそうです。 我慢するよりも、感情を吐き出す。 「あと1年で大分良くなるよ」 とドクターは言ってくれました。 それから 「自分を客観的に見られるようになってくると変わるよ。でもまあ、私でも誰でもそれは難しいことだけどね」 と。 自己分析が、これからの課題でしょうか。 最後に、ドクターが彼に「何か聞きたいことはありますか?」 と訊ねられて、彼は 「僕に何か出来ることはありませんか」 と言ってくれました。 ドクターの返事は、 「彼女が不安になったり心配していることが起こったら言葉でフォローしてあげることですね」 ということでした。 でも、でも、今のままでも彼は充分にそれをしてくれています。 「大丈夫だよ」 「心配しなくていいからね」 「怒ってないよ」 よし、よし、と頭をなでてくれて。 彼は、「ゆっくり、ゆっくりでいいから、二人で病気治そう!」と、言ってくれました。 私は、いっぱい笑顔を見せられるようになりたいな、と言って。 彼は、もっとわかばの笑顔見たいな、と言ってくれて。 とても幸せで、嬉しいです。 家族のいるこの家は私にとって余り環境が良くない・・・というのは寂しい現実ですが、 私には居場所が見つかりました。 さっき、電話で彼におそるおそる聞いてみました。 「私、そっちの家にいていいの?」と。 彼は、うん。と言って、大丈夫だよ。と言ってくれました。 心の温まる場所を、見つけられました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.06 01:49:20
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