テーマ:心のかたち、人のかたち(951)
カテゴリ:実家の姉のこと
昨日、姉と話したときのこと。
能天気な私とは違い、神経質で掃除好き、ほんまA型やなっていうくらいのA型人間の姉。 その姉と昨日話したときの姉の言ってたことです。 昨年の今頃、姉は、もうすでに体調の不調を自分自身で感じてた。しかし、当時の彼女は、 仕事を休むことイコール罪のように感じてたらしく、また、一歩でも遅れを取るイコール敗北と 考えていて、遅れること、休むことは姉の中では絶対にタブーだった。 そんな姉は自分の寿命はもう長くないと感じてたとのこと。去年の今頃思ってたのは、 たぶん、次の正月は迎えられないだろうと思ってたと。 それほどまでに具合悪くても、病院へも行かず、ただひたすら仕事にのみ打ち込んでいたらしい。 そんな姉が倒れたのは昨年の4月の20日過ぎ。会社から帰宅するなり玄関で倒れて、そのまま 救急車で病院へ。 当初、休んでる暇は無いと叫んでた姉は、もうダメなら今手がけてるプロジェクトだけでも成功させたいと思いで一杯だったらしい。 それが、張り詰めていた糸がプツリと切れたその時、病室の窓から見えるツツジの花を見て 何年も花見に行ってない。それどころか、毎年、花は季節が来るたびに咲いていたのに、 花が咲いたことも気づかず過ごしてた自分がいることに気づいたのだ、と姉は語っていた。 毎年、桜は咲いてたのよね・・・ と姉の一言 そんな姉に、私が言えることは、 「ゆっくり生きようよ、季節を感じながら・・」 明日の朝になれば、また我が娘がおきだして、さぁ4月になったことだし、 ネエチャンのところに行こうか、と言い出すに決まってる。 我が家の娘は、姉が大好き お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[実家の姉のこと] カテゴリの最新記事
|