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2006年04月15日
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カテゴリ:姑のこと
このところ、階下から出るゴミの量が一段と増えてた。


何故か⇒犯人は姑のカップ麺の空容器。

気にはなってたが、私がゴミ出し場に持っていくじゃなし、人の家のゴミをとやかくいうものでもなしと思い、知らん顔をしていたが・・・

旦那とも話し、少々強硬手段に出ることにした。

そこでまず、

娘は、実家の両親に預けて・・・やっぱ、嫁姑喧嘩とか、親子喧嘩は見せられないのでショック

何も知らない娘は、ちょうど一時帰国予定の兄の子供達と会えることが嬉しくてたまらない。
お泊りしてきていいの?というので、ちょうど来週は幼稚園がイースター休暇と改装でお休みになるので、お泊りしてきていいよ、と実家に預けた。


その後、舅と旦那で、1階の家宅捜査開始。

姑は何も知らず、来週から復帰する予定のパート先へ挨拶へ出かけて留守。

人のいない間に、部屋の中をかき回すなど、本当はやりたくないのだが、正面切って話のわかる状態ではないので、思い切って姑の部屋調べたら、洋服箪笥の中、衣装ケースの中、出てくる、出てくる、お菓子、カップ麺、缶詰、缶コーヒー・・・

呆れるの通り越して情けなくなった

1時間ほどして、姑は帰ってきた。

帰ってきて積み上げられた品々を見て、絶句し、その後で私、旦那、舅の三人をなじり、罵倒し、泣き喚き、言うことが無くなったのか、その場に座り込んだ。


座り込んで、少しの沈黙の後、
「好きなもの食べて、心筋梗塞でポックリ逝くんだからいいじゃない。食事の制限して長生きするなら早く逝ったがどれだけ幸せか・・・(泣)」

泣かせるだけ黙って泣かせました。泣こうが叫ぼうが知るかと思って泣かせて泣き止んだところで言ってやった。

「心筋梗塞ってポックリ逝きませんよ、それに心筋梗塞になるとは限りません、脳梗塞かもしれないし、腎不全かもしれないし、もしかすると神経障害で壊死して、足切断かもしれないし、網膜症で失明かもしれないし、とにかくね、ぽっくりは逝かないんですよ、これ以上の制限の中で、生きていくんですよ、とにかく、当分は私が渡すレシピのみ食べてもらいますからね。」


「鬼嫁・・・あんた、それが姑にいう言葉か・・・」


「あぁ鬼ですよ、鬼にもならなきゃあんたが言うこと聞かないだろうが!!!鬼にだって蛇にだってなってやりますよ、私はね自分の家庭を守りたいんですよ。あんたが、合併症で不自由な事になった時、私達一家への負担は大きくなるのは目に見えてるんですよ、私やらカースケだけならまだしも、菜豚子にまで及ぶ危険があるんですよ、そうならないためにもね、鬼だろうが蛇だろうがなってみせますよ。」


この鬼・・・大卒のインテリはだからイヤだって言ったんだ、女を大学にやるような家の娘もらうとろくな事無いって言ったんだ。口は立つし、姑に向かって指図する気か、あんたは」

「あぁそうだよ、指図するよ。言いたかないけど、うちの親も言ったんだよ、あの姑じゃ苦労するって。だけどね、これだけは言っておく、あんたが入院してる間、あんたのもう一人の息子の嫁は何かしてくれたか?嫁どころか、息子もなんて言って来た?結局、あんたのこと、心配してやる人間は誰なのかそこのところ考えてみろ、私が鬼嫁ならあんたはクソアホ姑だ」


自分でも驚くくらい、このときの私は醒めてた。醒めてたというより、冷たい人間になってた気持ちがしてた。

姑は、また泣いてた。泣きじゃくってた。その姑に旦那も舅も一言も声をかけようともしない。

ただ黙って泣かせてた。

旦那が、帰ろうか、というので2階に引き上げた。

2階に帰ってから、旦那が

「ごめんね、俺がもっとはっきり言えばいいのに、陽菜子一人悪者にしたみたいに言わせてごめんね、たださ、言い訳するんじゃないけど、俺も親父もあぁポンポンと言えないんだよね。」

「私が言うと喧嘩になるんだよね、その点、姉ちゃんだと理詰めでくるから喧嘩にならないで、相手を黙らせてしまうんだよね、どうなるかな?」

「少し放っておこう、下から何か言ってくるまで放っておこう、それよか昼飯食おう」

「そうだね、疲れたね、お昼は姉ちゃんお手製の明太鰯もらったからそれでも焼くわ」

で、もって、鰯焼いてたら、下から姑が来た

山のようなカップ麺とお菓子と缶コーヒーと缶詰と自分の茶碗と箸を抱えて。


姑「陽菜子さん、カースケ、ごめんなさい。本当にごめんなさい。また言い訳するけど、本当にお腹空いて、お腹空いて、それなのに、ジイサンと来たら、自分だけコロッケ食べたり、お菓子食べたりするんだもの。食べちゃいけないと思っても、お腹空いて空いて、ラーメン食べるとなんだかお腹一杯になった気がして、ゆっくり寝れるの。でも、もう食べないから、見捨てないでね」


旦那「おふくろ、その時ばっかりだもん、ノド元過ぎれば何とかでさ・・・」


姑「今もね、陽菜子さんのお母さんに電話して聞いたら、お母さん、最初は妊娠中から始まったのだってね、一時期小康状態になって、また血糖値が上がりだして、それからずっとだってね。30年来のお友達ってね。気長にじっくり付き合わなきゃって怒られた、励まされた、菜豚子の花嫁姿見るまでは元気しておかなきゃって・・・それにね、私が目光らせてないと、あのアホトースケ夫婦が何をしでかすか判らないでしょっても言われた・・・」


母の糖尿の件は、過去に何度も話して聞かせてるのだが・・・姑はやはり日本語を理解しきれない人なのかも


旦那「少しは言うこと聞くもんだ。今度やったら、本当に今度はアメリカで引き取ってもらうからな!!!」


姑「あぁもヤメテ。あの鬼娘のところなんぞ行ったら、あたしゃ死んでしまう。本当に死んでしまう。あの子はね、我が娘ながら、誰に似たのか言い出したら聞かないし、自分の言い分ばっかし言うし、ヤメテやめて、やめてちょうだい」


誰に似たって・・・あんたに似たんだよ


姑「ところで、陽菜子さん、悪いけどお昼食べさせて、ジィサンと食べてると腹たってくるの、なんでもいいから、それとね、このカップ麺たち、悪いけど買い取ってくれない、この前売出しで、69円の時に買ったの。安くでいいから。もし良ければ私の食費代わりにとって貰ってもいいんだけど・・・」


姑は、昼も夕方も結局、我が家で食べて行った。昼は、120gのご飯とキャベツの千切り、夜は120gのご飯と魚のスープ蒸し。それに筍の素焼き山椒のせ。

敵は当分、我が家に食事に来るつもりらしい・・・ショック

鬼嫁にでもなってやるさ・・・この際






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最終更新日  2006年04月16日 01時23分51秒
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