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2006年07月10日
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昨夜、旦那帰宅後、留守中の出来事をイチから千ぐらいまで、ぜぇんぶ、並べて報告してやった。

私が、この数日、どんな思いで過ごしたかも、それも話した。

しかし、あいつは、数時間後に迫ったサッカーの決勝戦が気になって、あとでまた話し合おうと、来た。

話し合う?何を?どう話し合う?って。

私とあんたの問題か?違うだろ、階下に住む二人の異世界の人でなしとだろ、そう言っても、サッカー終わってからと来た。

話にならないと思って、言うだけ言ったしと思って寝た。

私が起きて朝食作ってる時に奴は寝た。今日は仕事が休みなので、勝手に寝てろと思い、娘を送ってそのまま実家の母が今日から入院だったので、母の入院する病院へと行った。

私は、メモを置いて出かけた。菜豚子送って、そのまま実家の母のところへ行くから。手術の説明などもあるらしいから、菜豚子は今日は延長お預かりを頼んでるから、それまでには帰ると。

病院だから、携帯は切ってた。まさか、何度も旦那が電話してくるとは思わないから。


母の治療のこと、明日の手術のこと、術後のことなど、説明を受けて、その後、姉が用事で小1時間ほど離れたので、姉が病院へ戻ったのを機に、病院を出て、娘を迎えに行き帰ると、旦那が仏頂面で座ってる。

旦那「出かけるなら出かけるできちんと言って出かけたっていいだろ」

私「メモ置いてたでしょ。見なかったの」

旦那「見たよ、ついさっき、気づいてさ。でもお母さんが入院だの、手術だのって前もって言ってくれればいいじゃないか。それを黙ってる・・・・」

私「何を喋ってるの。この前、診察行って決まったって話したでしょ、自分が忘れてるんでしょ」

旦那「親父とオフクロと話したよ。トースケのことには口出すなって言っておいた。そしたら親父もおふくろも、トースケは二男だからいいかなって言ってた」

私「何、それ?」

旦那「親父もおふくろも言うには、長男は行く行くは、葬式の際、喪主の席に座らないといけないって。だけど、トースケは二男だから親戚と一緒だから・・・って」

私「何を言ってるのか意味わからない」

旦那「それとね、親父がさぁ、この家も借家も貸し駐車場も全て、菜豚子に譲るって言い出したんだ。キリコ(旦那の妹)の子はずっとアメリカだろうし、トースケのところもまだ生まれないし・・・って」

私「何?あんた、この土地やら家やらがほしいわけ、それで丸め込まれてきたわけ。私の話、何聞いてたの?トースケにも、譲るって話をあんたの親父さんはしてたのよ。貸駐車場はともかく、借家の維持費なんて毎年幾らかかってると思うの?税金払って、修繕して。そんなに欲しけりゃ、あんたがもらえば。私は、関係ないから、何せ、あんたの親、言ってくれたからね。嫁は他人って」

旦那「それは、親父も言いすぎたって言ってる。でもさ、俺はそんなに菜豚子に財産とか残してやれないから、少しでも土地なり家なりあればと思ってさ・・・」

私「3歳の子に、カタツムリじゃあるまいし、いい加減にしてよ。私達をここに縛り付けるだけの、口実だってことがわからないの?」

旦那「でも・・・俺、長男だから、最後は喪主の席に座らないといけないんだよ・・・その点、お前は女だから・・・」


私「あんた、下で何言われてきたの?家やら土地やらで丸め込まれてきたわけ。私はね、あんたいない時に限って、憎まれ口いわれ、イヤミ言われ、親が病気した事すら皮肉言われて、それでも我慢してきたの。あんたの母親の病気が見つかったことでも、最初は知るかと思ったけど、あんたの親だからと思って、一所懸命やってきたの。挙句の果てに、先週金曜日に言われたことは、病気する奴は精神もおかしい、だったのよ。本当ならね、三つ指ついて、土下座して謝ってもらいたいのよ。それをウヤムヤにして、何が財産譲渡よ。何が喪主よ。いい加減にしてよ」


旦那「おふくろが言うんだよ、嫁に出たくせに実家と繋がりすぎだって。親が子離れしてないのか、子が親離れしてないのかって・・・」

私「私は実家と絶縁してあんたと結婚したんじゃないの、何か私が実家に行くことであんたに迷惑掛けた?ネエチャンやお母さんが来ることで迷惑かけたの?」

旦那「そうじゃなくて・・・おふくろが言うには、亭主の休みの日まで実家に行くのかって、それに舅・姑と同居してるのに近所の手前、実家の人間が顔出すのは世間体が悪いって。それに、結婚して一家構えてるのだから、自分達で生活しろって」

私「当たり前じゃないの、自分達で生活してるじゃないの、この家の家賃だって払ってるし、固定資産税だって払ってるし、光熱費だって全部、別計算で払ってる。私はね、実家から経済的な援助を一度もしてもらったことなんぞないです、全部、あんたの給料でやってるの、それでも足りない時は、自分のへそくりからだしてるの。あんたの親からだって一円ももらってないからね」

旦那「そりゃそうだけどさ・・・」

私「そりゃそうだけど、何よ」

旦那「菜豚子の将来、考えたら、財産の事とかさ、そういうこと考えたら、少しは親父達に譲歩したがいいかなって・・・」

私「もういい、あんた一人譲歩しな。菜豚子が将来、どういうか知らない。あんたね、言うまいと思ってたけど、あんた、仕事、仕事で家にいないから知らないでしょうけど、あんたの親父さんね、奇数月になると金、金、金言い出すの。奇数月には年金が無いから、自分の小遣いが心細くなると言い出すの。最初、知らないから新聞代やガス代を何度も立て替えて、貰い損ねたの。もらえなかった月を調べると全部、奇数月。領収書とかの管理にあれだけうるさい人が自分が払ってないことぐらい判ってるはずなの、それでも知らん顔。そしてね、あんたの親が、土地家屋を譲るって言ったとしても、言っただけでしょ、あのね、あんたの親から、菜豚子は、靴一足、洋服一枚、買ってもらったことないの。この前だってね、姉が、去年のサンダルはもう小さいでしょって買ってきてくれたの、靴の一足も買ってくれて事ない人が、土地家屋をただでよこすか?買い取れって言われるのが関の山だ。」

旦那「ごめん、本当にごめん。起きたらさ、昼近くて、誰もいないし、おかずチンして食べてねのメモだけで、一人でボソボソってメシ食って、3時になったら菜豚子と帰ってくるかなと思ってたけど、帰ってこないし、心配になって幼稚園に電話したら、今日は延長ですって言われてさ。せっかくの休みなのに侘しくてさ、親父達に話しに言ったら、親戚にバカがいてもいいのか、って繰り返すんだよ、そして、最初は、トースケを説得して別れさせたら、この家をお前の名義にして自分達夫婦が借家のいずれかに住むって言い出して、そんな別れさせるなんて出来るかって言ったら、
今度は菜豚子に譲るって言い出して・・・そんな譲るとかって色々法的な事あるから、弁護士さんに相談したがいい、陽菜子のお姉さんの友達に弁護士さんいるから、お姉さん通じて頼んでもらおうって言ったら、今度は実家と繋がり過ぎだって・・・もしかして、本当に弁護士先生を連れ込まれたら困るって事だったのかな?」

私「だから、あんたは能天気のアホなんや。先々月、離婚の慰謝料代わりに土地家屋の名義変更で取れないかってあんたの母親が相談したばかりなの。あんたの母親、自分が生活できるだけの家賃収入分をもらうつもりでいるんだよ、あの時、話したでしょ、それもW杯で忘れてた?」

旦那「そう言えば、そういう話してたね、年金を半分もらうとか・・・」

私「人を呪わば穴二つ、言うやろ。息子夫婦を離婚させようなんぞするから、自分達もそういう憂き目に今に会うんや。もう二度と口先に騙されるんといてな。それからね、私は親の看病は行きますからね。あんたの親より10年は年上なんよ、近所だの、なんだのって、いい加減にしてほしいわ。」


旦那はその後も、ごめんなぁ、って繰り返してたけど、やっぱ、こいつは、あの親の子なんだよねってちょっと思いました。娘は、その間、何もなかったかのように、ぐっすりお昼寝ならず、夕寝してくれて、今夜はなかなか寝てくれなかった。

口先三寸で丸め込まれおってアホやった、うちの亭主







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最終更新日  2006年07月11日 00時49分14秒
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