テーマ:心と家族と人間関係(1216)
カテゴリ:カテゴリ未分類
30日は、祖母の入居してる施設の夏祭りでした。
実家の両親・姉・帰国したばかりの兄貴一家・それに我が家3人で行きました。 兄貴一家とは途中、空港で合流し、子供達はまるで数年ぶりにあったような感激の再会をやってました。 「久しぶりに会えたね」「元気だった」って、全く、お前ら何やってんだぁって兄貴はぼやいてました。 夏祭りは、入居者、入居者の家族、ご近所の方、入居者の知人などで、中庭はごった返すという言葉がぴったりなほどの人・人・人。 祖母は、相変わらず私の事はわからない、そのくせ、うちの旦那のことは判って、 「長距離バスの運転もこう暑いと大変じゃろ、運転だけは気をつけるんやで、あかんなぁ思う客いてるときもニコニコって運転すんのや」 なんて言ってるくせに、 私には、「今日はお祭りのお手伝いに参加ありがとうございます」 なんて言ってる始末。 そんな祖母ですが、女の子のひ孫二人にお揃いの浴衣、男の子のひ孫にも柄こそ違えど浴衣を送ってたそうです。チビたちは、到着してから浴衣に着替えさせてもらって、これまた喜んではしゃいで、そして他の入居者の方の曾孫さんや孫さんたちとお友達になって、どこから来たの?なんてやってました。 そのうち、誰が言い出したか、もぎ店に行きたいと言ってきました。 そういう時、オババがすぐ甘えちゃんさせて、祖母が、 「ほなな、ヒイババがお小遣いあげるから、好きなもんなんでも買うてえぇで。ババもヒイババも、車椅子やよって動けんよってな、姉ちゃんか誰か連れて行ってきなはれ」 祖母がそう言ったら、兄のところの7歳の姪と4歳の甥、うちの娘3歳の3人で、 「みんなで押してあげるよ、ねぇ」 と3人で言うと、 実家の母の車椅子を7歳の姪、祖母の車椅子を4歳の甥と3歳のうちの娘で押し始めました。 芝生の上ですし、普段押しなれてない子供達が押すので、なかなか思うようには進みませんでしたが、姉や兄が介助しながら、なんとか車椅子は目的地まで行きました。 子供達は顔真っ赤にしてました。 「疲れたでしょ」 って聞くと、3人ともへへって笑って 「大丈夫だもんねぇ」って3人で笑いながら顔を見合わせてました。 そして7歳の姪は、 「他の人の車椅子も押すの手伝ってくる」と走って行って、また兄に手伝ってもらいながら、押してきました。 この子達が、大きくなった頃、この気持ちを持った大人になってほしいねって兄貴夫婦や姉とも話したものです。 甘えさせるのではなく、手を差し伸べるそんな心の持ち主に育ってほしいと思った夏祭りの一日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|