261915 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2006年08月20日
XML
カテゴリ:家族と家庭
このところ、実家の姉がとかく忙しい。

だいたい、この人、忙しい性格というか、常に何かやってる人で体調が悪くなって、入院した時も面会室まで車椅子で一人で行ってノートPC片手に為替相場や株式市況をチェックしてた人ですから。

現在は、自宅でもっとゆっくりしててもいいのに、何かと動き回って、先日来、隣の隣の県の病院まで検査と診察で行ってきた時も、病院だけじゃ終わらず、いつもお参りに行く神社に行って、色々とご神職と話してきたらしい。

姉の行く神社は、私達も年に数回は行くのですが、姉は月に最低1回はお参りに行ってます。

これは勤めてたときもそうでした。勤めてた頃は日にちこそ違えど、必ず毎月行ってました。

由緒ある神社なのですが、その神社の空気がなんとも気持ちいいというのが姉の言い分。神社の杜の自然が何か心なごまるものがあるのでしょう。

そんな姉が、今日、聞かせてくれた話なのですが。

病院へは3日間通院で、病院近くのホテルから姉は通ったのですが、病院行く前や行った後に神社へ行って色々話をしたそうです。

その時、親を看る、仏様を見るというような話になって、その御神職がおっしゃるには、長男だからって言うだけで、病院代は全額出せ、葬式代も全額出せ、仏壇のお供物代、お寺の寄付、先々の法事の費用、それら全部を長男だからって言うだけで押し付けるのはおかしい。

また、長男の嫁だから、仕事辞めて、舅・姑の看病しろ。介護しろってのも、これまたおかしな話。いつからそんな事になってしまったのか。

確かに、長男という立場で、代表的な面はあるけど、例えば喪主であるとか、そういう形での代表的な部分はあるが、親が倒れました。はい、長男のお嫁さんなんだから・・・親が亡くなりました。はい、長男だから、葬式代全額負担、忌明けになりました、遺産分割、これは兄弟で仲良く分けましょう、お嫁さんは血の繋がりありませんから相続できません。お仏壇は、はい、長男の家で祀ってください。毎日のお供え、はい、それは長男のお嫁さんの仕事です。

こんな馬鹿な話があるかって話をしたそうなんです。

確かに、人間、木の叉から生まれ出でたのじゃないから、親がいて生まれ出でたことは確かだけど、長男だから、長男の嫁だから、この言葉の下に、都合よく押し付けるのは大間違い。

介護だって、本当なら誰もが気軽に介護を受けられる世の中ならいいけど、そうでないのが現実だし、これから老いて行く世代は老後の準備も出来るけど、今の高齢者の中には、そんな余裕もなくただひたすら生き抜くだけで生きてきた人も多くて、そういう人たちが苦しい介護生活を送ってるケースがとっても多い。

そういうのを傍目で見て、他人様に頼むとカネがかかるから、じゃあ嫁さんにって考える、その心の持ち方では、嫌われるだけ。

自分の娘には親の介護の苦労をさせたくないと思うのであれば、お嫁さんにも介護の苦労をさせないように努力しようって思う気持ちが必要だし、万が一、介護が必要になった時も、ありがたいね、すまないねって心を常に持っていれば、自然と伝わるものもある。

ところが、長男の嫁だから当たり前、なんて言うならば、生命保険金の受取人も当たり前で長男の嫁にするべき。だけど、そんなケチ義親に限って、ろくに看病もしなかった子供にも平等にってやるから、今度は兄弟げんかの種になる。

自分が息子の親であるなら、お嫁さんもその人の親の娘。

そして、いくら親でも子は所有物ではなく、一人の人間なのだから、その人の人格、生活を尊び、決して邪魔してはいけない。

常に感謝の気持ちを持ち、お互いに思いやる心を持って暮らして初めて、家族の中に家庭が出来上がる、家庭とは、家族がお互いに思いやる気持ちを持ち、感謝する心を持って過ごして初めてできる心の庭なのだ。

ってそういう話をしてきたそうです。

姉に言ったんです。その御神職、うちのジジババにもそういう話をしてくれないだろうか?って。

姉曰く、聞いたって、人の話を受け入れる耳持たないでしょって。

それもそうです。

ま、旦那も姉の話をシミジミと聞いて、俺達はそういう心でいようって言いながら、ニコニコしてキャンプの準備をしてました。

明日から二泊三日の予定でキャンプ行って来ます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年08月20日 23時29分01秒
コメント(6) | コメントを書く
[家族と家庭] カテゴリの最新記事


PR

プロフィール

陽菜子632

陽菜子632

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X