テーマ:闘病日記(4013)
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母が最初に入った部屋は、救急車で運ばれた人が一晩いて、翌朝には専門病棟へ移動するだけのような部屋でした。
そのせいか、六人部屋でしたが、閑散として2人しかいない部屋でした。 その時は、どうせ一晩で帰るからって思ってたのですが、翌朝、同室の人が、部屋の移動でいなくなると、広い部屋に母一人、あまり気持ちのいいものじゃなかったそうです。 しかし、その母も、翌朝9時頃には、まず、同じ病棟の4人部屋へ移動。 最初の予定では、すぐ帰れる予定が、同じ病棟内で移動になって、その時点ではその翌日に内科病棟へ移動の予定でしたが、話がドンドン変わって、内科病棟への移動は当面見送り。 その4人部屋へと移動になったのですが、この4人部屋・・・ 母のベッドの真向かいの方は、普通に会話が出来た。 この方が、昨日のトイレの件を看護師長に進言してくれてた気さくな奥さんでした。 私が、昼過ぎ、娘を幼稚園に迎えに行くので一旦帰る、と言ったら、わざわざ起き上がって、気をつけて運転するんだよ、と、声をかけてくださった。 あと、二人、同じ部屋には入院されてたが、全く、話もされない。 一人の方は、ベッドを起して座っていても、全く身動ぎ無し・・・と思ってたし、看護師さんたちもそう思ってたみたい。 もう一人の方は、ず~~~っと、看護婦さ~ん、看護婦さ~ん、と呟いてるので、ナースコールを押せないのかなって思って、一度、ナースセンターに声を掛けに言ったら、 看護師さん曰く 「あの人は放っておいてください。行っても何も用が無いって言うんです。うるさいでしょうけど、放っておいて」 しかし、何かあった時はどうするの?オオカミ少年ならず、オオカミおばちゃん、ほどほどにねって思ってたけど、このオバチャン、あとで、姉に聞いたが、夜、消灯になってから、コソッとカーテンを2センチくらい開けて、母のほうを覗いていたらしい。 最初は姉も、知らん顔してたけど、あんまりにも薄気味悪くて、 「何か御用ですか?」って訊いたら、看護婦さ~んを始めたらしい。 全く身動ぎ一つしなかった人。この方、看護師さんが食事介助にきても、全く何も食べなかったらしい。ところが、消灯になって、消灯直後に看護師さんが巡回に来て出た後、すぐ、何かゴソゴソ始めると、棚からお菓子やらジュースやら出して食べ始めたらしい。 それも、カーテンも閉めず、堂々と食べて飲んでだったらしい。それを夜中に何度もやって、とうとう夜中の3時ごろにみつかって、 「動けるの!!!」って騒ぎになったとのこと。 その方、次の日から動けるとわかって、看護師さんたちも食事介助にも来ない状態。すると、ご飯が食べれないって泣いてた、それでも看護師さんたちは、夜中に一人で棚から出して自分で食べてたという事があったので、誰も来ない。 そこで、その人がやったことは、なんと、点滴を腕から抜いて、チューブを途中から切って飲んでしまった、と。 一瞬の早ワザで、母に食事をさせてた姉も、アァもスゥも言う暇も無かったと。姉が慌てて、ナースコール押して看護師さん呼んで、点滴飲んじゃったみたいって。 それからは、看護師さん来て怒ってたらしいけど、怒ったところでねぇ・・・ その四人部屋には、2日ほどいて、母は個室へと移動していったのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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