新幹線の先っぽの話・・・
幼稚園の頃、大阪に住んでいました。 東京へ、父の転勤が決まり、東京の家を見に行く事になり、走り始めた新幹線 に、乗れる事に、なったのです。 幼稚園を休んで、出かけたのですが、その日、幼稚園では、運動会をやってい たのです。その為、後日、皆は、運動会の絵を描かされたのです。私は、運動 会に参加していないので、新幹線の絵を、描く事にしたのでした。 新幹線の先っぽ、って、白いでしょう?!今って、皆が知っている事ですよね。 でも、当時は、違った様です。 私は、見たままに、先っぽを白く描いたのです。すると、幼稚園の先生は、先 っぽは、色が違う、っと、言うのです。”赤い”と言うのです。 え~?!いくら何でも、赤くはなかった・・・子どもながらに、違うよなぁ~、 と、憤りを、覚えました。でも、素直な私は、言われるままに、先っぽを、赤 く、塗りました。それでも、どうしても納得が行かないので、ピンクっぽく、 塗ったのでした。 家に帰ってから、父に聞きました。先っぽは、赤かったか?!と・・・父は、 「夜で、電気がつくと、赤いかも・・・」とか言う事を、言っていました。 でも、矢張り、白いのが、本当だった様です。 この歳になっても、あの時の事は、心残りでなりません。