あ~か~い~夕日が~、と、週刊漫画雑誌
高校三年生の頃、数名の男子が、歌を歌っていたのです。その頃の、ヒット 曲も歌っていましたが、季節柄、舟木一夫の、「高校三年生」も、歌ってい たのです。 “あ~か~い~、夕日が~、校舎を染め~て~”と・・・ この歌を聞くと、中学校での、一場面が、思い出されるのです。 中学三年生の、ある日の放課後、何か用事で遅くなった私は、教室に戻り ました。夕方で、西日が教室を照らしていました。誰もいないし、静かで した・・・ 黒板の横にある棚の中には、なぜだか、週刊少年漫画雑誌が、いっぱい置 いてありました。男子達が、休み時間に、読んだりしていたものなのです。 今思えば、どうして、処分されなかったのでしょうか・・・?今ほど、厳 しくなかった、って、事でしょうか・・・ 夕日に染まった雑誌を見つめながら、卒業・・・を、噛み締めたのでした。 何で、週刊少年漫画雑誌か・・・と、言えば・・・ 心惹かれていた男の子がいたのですが、その子は、別のクラスだったので、 覗きに行くと、いつも、後ろのロッカーの上で、雑誌を読んでいたのです。 ああ~、青春・・・! “ぼくら、離ればなれになろうとも~、ク~ラ~ス~仲~間は~、い~つ~ ま~で~も~”