「あれから2年」の情報が氾濫する前に、この本『津波の墓標』を読んでほしい・・・という記事を読んで。
昨日も、地震があったりして・・・ 2011年3月11日の、東日本大震災のことを、思い出します。 忘れたことはありませんが・・・何の協力もしていない自分が、ちょっと、 情けない気持ちです。 今朝、こんな記事を読みました。 「あれから2年」の情報が氾濫する前に、この本を読んでほしい ( Business Media 誠 2013年02月07日 コラムより ) 詳しくは、こちら( ↓ )をお読みください。 http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1302/07/news009.html 『津波の墓標』(著・石井光太氏、徳間書店)と、いう本のご紹介です。 記事は、相場英雄(あいば・ひでお)さんとおっしゃる作家(?)、ジャー ナリスト(?)・・・の、方なのですが。 3月11日を前に「あれから2年」の記事や特集を目にすることも多くなる と思いますが・・・ メディアについても、一石を投じておられます。 ここから、記事を、抜粋記載させて頂きますねぇ~。 本書『津波の墓標』は、著者が広範に取材したデータを、「避難所」 「遺体捜索」などさまざまな切り口から記している。先ほどから繰り返 し指摘しているが、今まで新聞や雑誌、テレビなどで報じられることの なかった「容赦のない死」や、現地で今も生活する市民の複雑な精神 状態なども伝えている。換言すれば、放送コードなどでメディアが自主 規制して、オブラートに包んでしまった出来事が、被災者の剥き出しの 言葉とともに伝えられているのだ。 震災から2年近い年月が経過した現在、私のもとにはこんな声が度々 寄せられている。「商売していると、たまに嫌味を言われるんだ。『東北 はとっくに復興したはず。いつまでも被災者面するんじゃない』ってね」 (ある商店主)……。 もし、中央の大手メディアがつぶさに取材を続け、現地の今を継続し て伝えていたら、こんな酷い対応がなされることはなかったはずだ。 ・・・中略・・・ 以下は、大手メディアとのやりとりを記した一節だ。 その夜、私は仙台のホテルに帰って、テレビの震災関連ニュースを見 ていた。画面から流れてくるのは、震災からまだ二週間も経っていない のに「復興」ムード一色の物語ばかりだった。(中略)私は報道に違和 感を覚えた。現地にいて感じるのは、人々は震災の悲劇の只中にいる ということだ。(中略)なぜメディアはこうした現実をろくに報じず、明るい 面だけをことさらに強調して、「いい国ニッポン」とか「がんばろう」という 安っぽい言葉だけを連呼するのか。 この一節の中に、「2週間」という記述がある。この文字を「2年」に置き 換えても、当時と現在の状況にあまり変わりがないと言ったら言い過ぎ だろうか。 ・・・と。 私も、思うのですよ~。 二年しか経っていないのだから・・・って。