「『カルト』はすぐ隣に オウムに引き寄せられた若者たち」を読んで・・・思うこと。
(「カルト」はすぐ隣に オウムに引き寄せられた若者たち 江川紹子著 岩波ジュニア新書 990円)ご無沙汰しております~!今、何となく、日本の空気が、気持ち悪い気がするのですよ~!その気持ち悪さって、オウム真理教を生み出した空気と、似ているかも~?・・・なんて、思ったりして。そんなことで、この本のご紹介です~。【「カルト」はすぐ隣に オウムに引き寄せられた若者たち】の、感想 ~♪ (江川紹子著 岩波ジュニア新書 990円)まずは、この本、ジュニア新書だから、読みやすいのです。そして、表題で分かるように、「オウムに引き寄せられた若者たち」が、普通の生活から、オウムの信者になり、だんだんと、犯罪行為に手を染めていったのか・・・本人たちの証言を、丁寧にくみあげ、分かりやすくまとめられている内容は、一度は、日本人がやらねばならない反省のまとめ・・・で、あるようにも、思えるのです。事件を起こした当時の若者たち(若者だけではないけれど・・・)は、極々普通の若者たちだったのです。どちらかと言えば、優秀で真面目だったり。それが故に、自分の在り方に疑問を持ち、何かしら、悶々と生きている状態で。そんな普通の若者が、オウムに吸い寄せられていくのですが・・・教祖の麻原彰晃は、詐欺師の素質だけではなく、人を引き付ける、あるいは、離れられなくするという、ある意味、カリスマ的な部分があって、出会った時点では、魅了されてしまう人も多いようで。でも、麻原に疑問を感じた時、上手にその疑問を、自ら打ち消すようにもっていく手練手管には、恐怖すら感じます。この本を読みながら、いろいろと、思ったのですが・・・今、世界的に、陰謀論って、流行っているみたいでしょ~。トランプの Qアノン なんか、象徴的だと思うのですが~。終末的な社会の空気って、得体の知れないヒーローを生むというか~?まぁ・・・個人的には、安倍っちが、ヒーローとは、思いませんが~。でも、ヒーローに仕立て上げたというか~?それで、日本の政権与党の行動を見ていると、何だか、オウム真理教が、教団内に省庁を作って、人類の正しい人たちを救うため(?)の、いろいろな政策(?)を考えるのと、ちょっと、似ているような~?ある意味、子ども達が、遊びで作る模擬会社(あるいは社会)的な、楽しみがあったのでは・・・とも、思ったりするのです。いろいろなアイデアを出して、誰をポアするとか、どこに毒ガスをまくとか。兵器を買い出しに、外国に行ったり、製造したり~。内容は、恐ろしいことですが・・・それが、割と、麻原のちょっとした思い付きだったり、話し合いの成り行きだったり。そんな、いちいち軽はずみな選択が、ちょっと、安倍っちの政権時代に、似ているように思えて、仕方ないのです。アベノマスクも、側近の思い付きだし。森友問題の「私や妻が関わっていたら、まさに、議員も辞めましゅ!」って、言ったのも、その場しのぎで、言っちゃったわけだし・・・それを、みんなで、つじつまを合わせるために、公文書の改ざんや廃棄を普通のことにしちゃって。それで、マスコミも、同じ轍を踏んでいるような気もするし。オウムに対しても、怪しい(面白い?)宗教集団以上の報道も、必要だったようにも思うし・・・今のマスコミの、現政権への忖度報道にも、憤りを感じるし~。今、警察が、恐ろしいことになりそうだし~。伊藤詩織さんの事件で、安倍っちのお友だちの山口敬之氏の逮捕を、直前で握りつぶした件で有名な、中村格次長が、警察庁長官に昇格するという(もう、したの?)・・・警察すらも、自由に思い付きで動かせるようになったということ~?今は、菅-リン政権ですが・・・コロナ対策もしないで、何をしているのかは分かりませんが。総裁選で盛り上がっている自民党・・・誰が総裁になっても、安倍っち(日本会議?)の呪縛からは、逃れられないと思うのです。そんなことを思いながら、この本を読んだのでした。