健康みやざき市民プラン
宮崎市保健所が中心に行っている「健康みやざき市民プラン」の推進市民会議委員になっています。これは、国の「健康日本21」、県の「健康みやざき行動計画21」、そして宮崎市の「健康みやざき市民プラン」と、2003年からの10カ年計画なんですけど、私は最初の2003年、宮崎市の策定委員から加わっています。この「健康みやざき市民プラン」というのは、一言でいえば、あらゆる分野から、健康に関しての現状を指標として表し、目標値を決めて、それに近づくための取り組みをしていきましょう!・・ということなんです。たとえば、「ストレスによる日常生活への影響がある人の割合」が策定時(平成13年)は51,8%だったから、10年後は、46%以下に目標値を設定しましょう!ということだったんですが、中間報告で、平成18年度では、51,6%とまったく変化なく、「自殺率」においては、策定時、20,9%(人口10万人当たり)で、目標値はもちろん減少だったのですが、中間値が24,7%と、増加になってしまいました。今回の委員会では、この自殺対策についての現状報告が行われました。全国の自殺者数は、平成20年度3万人で、宮崎県が364人。宮崎県は、全国の数値が(人口10万人当たり)24%なのに対して、32%と大変高く、全国4位になっています。宮崎市は、84人で、22,5%と、昨年より減少しているものの、まだまだ減らさなきゃなりません。男女比は、圧倒的に男性が多く、心の悩みをなかなか表に出せないということがあるのですね。「自殺予防こころのダイヤル」では、眠れない、気分の落ち込みが続く、心配事が続いている、自殺するほど悩んでいる・・などの相談があるそうです。相談者年代別では、30台が多く、ついで40代、50代となっています。自殺の男女比は、男性が多いのですが、相談者は女性が多いんです。それだけ、女性は悩みを打ち明けられるけど、男性は一人で悩んでいる姿があるんですね。相談内容は、多い順に、精神疾患、うつ、孤独、対人関係、家族・・となっています。精神疾患やうつは、さまざまな要因が考えられ、一概に言えないのが、自殺率を下げれない現状なんでしょうね。宮崎市でも自殺対策の取り組みを積極的にしているんですが、もっと普及啓発をしていかなければなりません。私も微力ながら、番組や講演を通して、啓発していかねば・・・と思っているところです。