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南ドイツ 小さな谷の旋律

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June 29, 2010
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テーマ:コーラス(2685)
カテゴリ:その他のコーラス
先月行われたRコーラスの80周年記念コンサートで、初めてソロを歌った。

と言っても、短い曲の中のひとフレーズだけで、全然たいしたことはない。


その曲、構成が割と面白い。
テノールソロのひとフレーズの呼び掛けから始まり、コーラス、バスソロ、コーラス、テノールソロ、ソプラノ+アルトソロ、コーラス、バスソロ、コーラス、テノールソロ、コーラスといった掛け合いで進んでいく。
歌っている内容も、

土曜日だぜ。しかもこんな蒸し暑くって。仕事になんか行ってらんないよ。涼しい森に散歩に行っちゃおうっかな

なんていう非常にゆるい内容びっくりなところがまたいいグッド


この曲は、実は2年ほど前に一度練習したことがある。
仕上がりが間に合わなくて、結局コンサートでは歌わなかった。

今回、80周年記念コンサートでこの曲を歌うことになった時、練習中に「あなたソロ歌うの?」とパートの子に聞かれ、
「以前に一度歌ったことはあるけど・・・」と答えたら、それがそのまま決定になってしまった。

コーラスのOG・OBが参加した練習で、歌ってみる。
うわああ、緊張する。
歴代のエース達がいる前で歌うの、やたらと緊張するんですけど。

自分はすごい、と分かっている人ほど、他人に厳しいのだ。
ソロの音程が不安定だったり、声が小さかったりすると、指揮者よりも先に口を開いて容赦なく注文をつけたりする。

コワイ涙ぽろり

あれ、なんだか指揮者のペトラが睨んでる気がする(完全に被害妄想が入ってます)ほえー
低かった?それともやっぱり声小さかった?
だから、大きな声出ないんだってば。

しかし、特に何のフィードバックもなく、一度通しただけで終わってしまった。


そうしているうちに刻々と迫ってくるコンサート当日。

考えると緊張して声が出なくなりそうだから、できるだけ考えないようにしていた。
たったのひとフレーズだし、メロディは入ってるし。

本番の時よりも、ゲネプロで歌った時の方が緊張した。
ペトラが、手を振ってもっと大きな声でという仕草をするのが目に入って、ますます緊張してしまった。


本番はオットも聴きに来るっていうのに。
緊張するからソロ歌うなんて一言も言ってないんだけど、気がつくだろうか?
その前に、私の声、観客まで届くんだろうか??


そしてコンサート。
ふと前方に目をやると、オットが入口付近に立っているのが見えた。
少し遅れて、開演ギリギリにやって来たオットは、席が見つからずに立ち見だったのだ。

ありゃあ、あんなところじゃあ、私の声は聞こえないな。

と、安心して一気に気が大きくなった私(笑)、かなり気楽に歌うことができた。

というよりも、声を出しているときは、音程や呼吸を流すことや声を響かせることに全神経が集中していて、他のことまでかまっている余裕がなかった。


この曲の最後にソプラノソロの一声が入る。
ゲネプロでもっと大きな声でという仕草をされたのを思い出し、声を出し始めてから、口の開け方に気をつけてみた。
結果として、pで入ってfに移行するような、ちょっと生意気な歌い方になったら、
ペトラがニッコリと笑ってくれたちょき


コンサートが終わった後、ソプラノパートのマリーナがわざわざ

あなたの声、教会に合ってるわね。すごくきれいに響いてた。

と声を掛けてくれた。

へええええええ、そうなんだ~スマイル


コンサートの間中入口付近に経っていたオットにも試しに聞いてみる。

私の声、聞こえた?

聞こえたよ~。ビックリした。ソロ歌うなんて知らなかったから。あれ?この声知ってるって思ったよ。

思わず聞き返してしまった。

うそ、私の声、一番後ろまで聞こえたの??

聞こえたよ。

えええええええええ、後ろまで聞こえるんだーーーーーーほえー



そして先日、ここから南に行ったところにある町で毎年夏に行われるコーラスフェスティバルに参加し、そこでも同じ曲を歌った。
さすがにコンサートが始まった時には少し緊張して息が浅くまったく続かなくって、少し焦ったけれど、二曲目にソロの入った曲を歌う頃にはそれも割と落ち着いて歌えた。

そんな度胸の付いた自分にまたしても驚きを感じる。


2年前、初めてソロを歌う羽目になった時は、コンサートの前日は緊張して眠れないんじゃないかとか、緊張のあまり声が出ないじゃないかとか、全然息が続かないんじゃないかとか、余計な心配ばかりをしていたんだけど。

やってみると意外とそうでもなくて、拍子抜けという感じ。

歌のレッスンで定期的に声を出す練習をしているのも大きな要因だと思う。
芯のある声を出す、口の中を広くする、高い響きで中低音域まで歌うということに集中するようになった。
その結果、恥ずかしいとかみっともないとか情けないとかいう雑念が入り込む隙がなくなっている。



別のソロ曲で、伴奏をひとフレーズだけ一人で歌う部分があり、最初の頃はそれだけでも息が詰まりそうなくらい緊張してたんだけど。
成長したものだ。
っていうか、慣れるとなんてことないって本当なのね。



もちろん、一曲まるごとソロ曲なんかを歌うことになったらまた状況は全然違うのだろうけど。





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最終更新日  August 4, 2010 03:17:49 AM
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