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南ドイツ 小さな谷の旋律

南ドイツ 小さな谷の旋律

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September 26, 2010
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テーマ:コーラス(2686)
カテゴリ:教会コーラス
内陣の灯りがともされると、すぐにLaetatus sum。

それに合わせてPfarrer(司教?司祭?)達が列を成して入場してくる。


今日のミサは、教会建立100周年のお祝いのミサなので、総勢6人でミサを執り行っていた。
Ministranten(ミサのお手伝いをする子供達)も10人以上はいたはず。


Laetatus sumは事故もなく終了。

ま、1曲目だから当然といえば当然。

この曲はソロがないので、ソリストも各パートに入って一緒に歌ってくれる。

後のことも考えて、高音は出来るだけ軽く、強く息を出さないように、がんばらないように歌った。


そしてミサ曲。


Kyrieは問題なくクリア。
このミサ曲のKyrieは今までK町で歌ってきた中でも一番簡単な方に入りそう。
短い上にソロが入り、難しい箇所がなくて楽に気持ちよく歌える音域にある。

いつものように、Kyrieが終わると短い祈りが入ってすぐにGloria。


Gloriaに入る前に、指揮者から「テンポが速くならないように。オケのことも考えて」と最後の注意が入った。
モーツァルト特有の8分音符とか16分音符の上がり下がりが延々と続く箇所がいくつもあるのだ。
テンポで戸惑った部分もあったけど、これも事故なしでクリア。

やっぱりこのミサ曲、モーツァルトの中では簡単な方だと思う。

もっとも、ここまではいつも大丈夫。
緊張感が続いているから割と上手くいくのは毎回のこと。

問題はこの後。
Pfarrerの説教が入って、祈りが入って、Credoまではとにかく時間があく。
集中力が途切れる、喉が乾燥して声が出にくくなる、、、。
たいていCredoはグズグズになる泣き笑い


Credo。

この曲はオケと同時にコーラスが歌い始めて、25小節目までコーラスの出番が続く。

この部分は一切気が抜けない。

4分休符で終わって頭から入る小節や、8分休符が入って8分音符のAuftakt(っていうのだろうか、1小節の一番最後にフレーズの一音目が入る)で入る箇所がいくつか出てくる。

こういう時指揮者はあんまりあてにならないので、自分でリズムを取りながら、オケの旋律を聴きながら、遅れを取らずに出だしをつかまなければならない。

案の定、この部分でソプラノの出だしの音がことごとく薄くなった。入るタイミングが掴めなかったのか、自信がなかったのか、指揮者の合図が遅かったのか、、、。

ソロが入った後は持ち直していつも通りに歌えたが、何度か同じように8分休符の後で入る箇所が薄くなった。

今まで歌ってきたモーツァルトのミサ曲、特にGloriaとCredoには必ずと言っていいほど、こういうリズムが入っている。

そしてこれ、苦手な人が多い。

いつも思うんだけど、これっていわゆる裏打ちのリズムでしょ?

モーツァルトって、ロックなんだなあ。


Sanctusは、とにかくテンポが遅くってビックリ。

CDで聞き慣れているテンポのちょうど倍くらい??
Einsingenで最初の部分だけ合わせてあったので入れたけど、そうでなかったら倍のテンポで歌ってたかもしれない。
それでもまあ、事故もなく無事通過。


Benedictusは曲の大部分がソリストだから安心して聞き惚れていた。

本番ではソリストが全員内陣方向を向いてしまうので、アルトとテノールはほとんど聴こえず。
ソプラノソロの一度上に抜けて上がっていくような声と、体から出て波のように広がるバスソロが良く聴こえた。

声って本当に前に飛ぶんだなあ。
でもソプラノの高音とバスの重低音はあんまり方向に関係なく周囲に広がるように響くんだあ。

今度聴けるのはいつだろう??


そしてミサ曲の最後の曲Agnus Dei。

ソプラノソロで始まり、コーラスがフレーズを受け継ぐ。
ソプラノの最初の音は2つ目のG。
普段ならば特に苦労するほどでもない音なんだけど、Laetatus sumから始まって、ミサ曲を歌ってきたために、Gが出ない。
ことが十分に予想された。
ゲネプロでも出なかったし。

出るかな、出てほしい、出さなきゃ

なんて、プレッシャーを掛けても出るはずもなく。

かすれた空気音のような声が出たショック

ソプラノNo.1のクリステルも風邪気味だったみたいで、声がかすれてる。

他の声も聞こえず、、、、最初の2音、GとFが飛んでしまった涙ぽろり

いきなり音が途切れたことに、思わずクリステルと2人、顔を見合わせてしまった泣き笑い

あーあ、残念。

でもその後は事故もなく、最後までいった。


最後にKommunion(聖体拝領)にAlma Dei creatoris。

この曲が今日の最後なので、遠慮なく気持ちよく歌えた。
いや、たぶん気持ちよく歌うと息を送りすぎてるような気がするけど。

「fortes, fortes,」の部分は、前回歌った時は頑張って息を送り込んで歌っていた記憶があるんだけど、今回はやわらかく息を送って余裕を持って歌えた。

でも、Gはやっぱりわずかに届かない感じで、ついつい強い息を送ってしまった。

そんなことするからますます声がかれるんだと、頭では分かっていても届きたい気持ちが勝って力技に頼ってしまう。

出ない時は思い切って捨てるくらいの潔さも必要なのかもしれない。


あーでも、やっぱり楽しい。

オルガン・ソロ・メッセはメロディが覚えやすく、気持ちよく歌える。
毎回のことだけど、終わってしまうと寂しい。
今度はまたいつ歌えるだろう?


K町のクリスマスのミサは、Joseph Haydnのオルガン・ソロ・ミサ(B-dur)らしい。

ソプラノソリスト以外のスケジュールが空いてないショックから、ソプラノ・ソロだけのミサ曲で、ということらしい。

えええええええ、ミサ曲をオケと4人のソリストと一緒に演奏するのが、ここ数年、クリスマス最大の楽しみなのにーーーーーー涙ぽろり

ソプラノソリスト氏の声が聴かれるだけでもうれしいけど、、、。

残念だなあ。

クリスチァンの美声は今年はこれで聴き収めか。
がっかりしょんぼり



しかし、今日のミサは長かった。

通常、ミサ曲を歌うような特別なミサだって1時間半くらいなのに、今日は2時間近くかかった。


ミサが終わって外に出ると、スパークリングワインとケーキの簡単なレセプションが用意されていた。

とりあえずスパークリングワインを1杯もらい、ケーキを頬張って、知り合いに声を掛けて。
すでに12時15分を過ぎていたので、コーラスのメンバーに「じゃまたクリスマスに」と挨拶をして、急いで家へ帰る。


午後は14時半からO村のミサ。
Einsingenが13時半からだから、13時過ぎにはまた家を出なくてはならない。

その前にワンコの散歩に行って、ワンコにご飯をやって、自分たちも軽く食べて。


またしてもミサのはしご。










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最終更新日  October 1, 2010 04:01:00 AM
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