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テーマ:コーラス(2704)
カテゴリ:教会コーラス
K町のクリスマスミサ。
Joseph Haydn の Missa brevis in B-dur 小さなオルガンソロミサ S村のミサが1時間で終わり、何だ楽勝!家でもう一度声出ししてから行こうかな なんてのんきに考えていたら、大間違い。 K町の声出しは9時45分からなので、実はちょうどいい時間だった。 しかも雪道なので、いつものスピードでは走れず、直行してもちょっと遅刻。 それでも、大急ぎで一度自宅へ寄って、私はトイレへ 本当は水もできるだけ飲みたくない。 でも朝っぱらだから、水を飲まないと声が出ない。 クリスマスで、ただでさえミサが長くなること必至な上に、天井の高い教会は冷える。 コーラスやオケはEmpor、オルガンの設置してあるバルコニーだから、下の参列席よりは暖かいのかもしれないけど、歌いもせずにじっとしていればやっぱり冷える。 S村とK町が同じ日に重なると、一日でとっとと終わる手軽さはあるけれども 古いカトリック教会にもトイレつけて欲しいわ 急いでK町へ向かいながら、ふと気がつくと、途中でオケのメンバーを拾ってきた指揮者の車が目の前に。 指揮者が目の前にいるってことは、Einsingenもまだ始まっていないってことね。 ようやくコーラスとオケがほぼ揃ったところで、Einsingen。 高音域を出した時に、自分の声がまだ明かりも点いていないガランとしている内陣に反響しているのが聞こえた この教会、音響がものすごく良いと指揮者が言っていたけど、本当にビックリするくらい声が反響する ミサ曲を部分的に確認しながら歌っているところへ、バスの強力な助っ人クリスチャン登場。 既に一度歌った曲をもう一度確認する。 2ヶ月近く練習してきたにも関わらず、予想外に苦戦してきたこのミサ曲。 練習のたびにパートの音取りを何度も繰り返してきたのに、合わせると途端に音を見失いガタガタになる。 正直なところ、仕上がったとは言い難い出来。 助っ人のおかげでバスは安泰、ソプラノは高音域で薄くなるけれどメロディ自体に問題はなし。 でも、ハーモニーを司り重要なソロもあるテノールとアルトが元気がない。 自信がないのがハッキリと出ている。 指揮者がいつもに増して緊張しているのが伝わってきた。 ちょうどミサが始まる直前にソプラノのソリストもやって来た。 いつものように、お立ち台を持参 ドイツ人にしては珍しく、と言ってもこの辺りではすごく珍しい訳でもないけど、身長150センチくらいで痩せ型という体の小さい彼女。 教会の音響を最大限に活かし、声を内陣に向かって飛ばすには、この20センチほどの高さが大きな違うをもたらすらしい。 というわけで彼女は毎回、ソロを歌う時にはお風呂場の椅子のような台を自宅から持ってくる。 カワイイ 私が力強い大きな声が出ないと嘆くと、あなたは体が小さいからもともと不利、と言われることがよくあるけど、身長だけならば160センチある。 体型だって、ソリストのミカエラの方が華奢なくらい。 その彼女があれだけの声を出せるんだから、私にだってできるはず K町でミサ曲を歌うたびに、あんな風に歌えるようになりたいと思う 私の印象では、特に大きな事故もなく、今までの練習通り、ゲネプロと同じような出来(つまり特に良くもなかった)でミサ曲は終わった。 下で聴いていたオットの講評; どうしたの?ソプラノが出だしでグダグダしていたり、逃した部分が何回かあったね。 出だしがいきなり薄くなって、自信なさそうに聞こえたよ あれ? そうなんだ。 いつもどおり、と思っていたけど、いつもよりもボロボロだったらしい あと、高音域で何度か君の声が聞こえた おお、コレはツマの声だ、と思った え、うそ?! このミサ曲、高音域に留まる箇所が多いから、周りの声が薄くなったところで、高音域の方が響きが出やすい私の声が抜け出てしまったらしい。 いや、練習の時にもゲネプロの時にも、周りが脱落しているような、そんな気は実はしてたんだけど・・・ まさか本当に私の声が聞き取れるとは思わなかった。 嫌だなー、どんな風に聞こえてたんだろう、気になる・・・
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最終更新日
December 28, 2010 06:48:41 AM
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