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テーマ:楽器について♪(3648)
カテゴリ:ガイゲ
とうとう
手に入れた ずっとずっとあこがれていた楽器・・・ Geige ガイゲ 日本ではまったく縁の無かった雲の上の存在のような楽器であり、こちらへ来て初めて接点ができたので、「ヴァイオリン」よりもドイツ語の「ガイゲ」あるいは「ヴィオリーネ」の方がどうもしっくりくる。 ドイツに来て、大学に通い始めて仲良くなった人が学生オケに参加していた。 その人を通じて、同じ学部にもオケで演奏しているがたくさんいること、さらにこの小さな大学町にいくつものオケがあることを知り、とても驚いた。 こちらではチケット販売のノルマなどはないが、自分が出演するコンサートには当然家族や友人知り合いも誘う。 そんな風に誘われる機会も多く、知り合いが出演するオケのコンサートに友人たちと一緒にを聴きに行って、すっかり魅せられてしまった。 大人になっても趣味で音楽を続けて、オケで演奏する。 さらにそこで知り合った人達とアンサンブルを組んで小さな演奏会を開く。 日本では残念ながら全く縁が無く、そんな中に身を置くこと自体想像したこともなかった世界が、当たり前のように日常生活に入ってきた。 子供の頃にピアノ習わせてもらったけど、オケで演奏できる楽器を習っておけば良かった。 中学や高校で吹奏楽部に入学しておけば良かった。 最後まで悩んだ末に、やっぱり思いとどまってしまったことが今さらながら悔やまれる。 K町のミサで小さなオケと共演したり、フルオケと共演するOコーラスに参加させてもらって、後ろからオケの演奏をじっくり観察する機会を得てから、オケで演奏する楽器への羨望はますます強くなった。 でも、今からじゃもう遅すぎると思い込んでいた。 そんな時に、背中を押してくれたのが、いつも楽しみに読ませていただいているブログ。 数年前に声楽を習い始めて、その後フルートを衝動買いしたためにフルートも習い始め、さらに今年はヴァイオリンも習い始めたという、お仕事も相当忙しそうなのに音楽系の習い事にも全力投球のすとんさん。 ガイゲっていうのはとにかくものすごく高い楽器であり、中古だから必ずしも安いという楽器ではない、という程度の認識しか無かったので、入手するなんてことは想像したことも無かった。 例え安く手に入るとしても、そもそも知識のない人間が中古の楽器に手を出すだけの度胸も、ポーンと冒険してみるほどの経済力もない。 ところが、すとんさんのブログで、世の中にはヴァイオリンキットなるものが販売されているということを知り、ヴァイオリンという楽器を勉強するために始められたというヴァイオリン製作日記を読むうちに、なんだかすっかりその気になってしまった。 しかも 「このキットのヴァイオリン。意外な事に、おもちゃではなく、ひとまず、楽器として扱ってもよさそうな感じがします(儲け物ですね)。」(すとんさん 2010年7月28日の記事より) とのこと。 そうとなったらもうじっとしていられない とは言え、私自身は、木工なんて知識も経験もほとんどないし、自分で手をつけても上手くいかずに後悔するのが目に見えているので、まずはオットを口説き落としに掛かった クリスマスプレゼントにガイゲが欲しい。 本気で始めるならそんなオモチャじゃなくて、安くても中古でもちゃんとした楽器を買うべきだ、と、最初は笑って相手にしてくれなかったオット。 すとんさんの記事を読む前の私ならば、同じことを言ったに違いない。 しかし、実際に組み立てて楽器として通用すると断言している人がいること、今はそのガイゲでレッスンを受けていて、先生に弾いてみてもらって、初心者の練習用としては合格点をもらったということをしつこく話して聞かせるうちに、いつしか興味を持ち始めてくれた。 ようやくオットの了解を得て、このヴァイオリンキットをわざわざ日本から取り寄せ、オットに託したのは、秋も深まった頃だった。 クリスマスに向けて、オットのガイゲ製作が始まった ちなみに、送料が勿体無くてドイツでも同じようなモノが販売されていないかと探してみたけど、夏から秋に掛けての時点では一番安いキットでも数百ユーロだった。 現在では、アマゾンでもよく似た価格帯でキットがあるし、eBayでは1ユーロからのオークションで廉価のガイゲセット(ガイゲ、弓、ケース、譜面台)が販売されている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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