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テーマ:コーラス(2704)
カテゴリ:教会コーラス
これは、2011年4月の記録です。
今年もイースター・ミサのはしごが終わった 8時20分にS村の教会集合、Einsingenというか最終チェック。 8時45分からミサ。 今日の司祭は、最近S村のミサをよく執り行う、既に現役をリタイアしているS氏。 いつもサクサクときっちり1時間でミサを終わらせる人だけど、今日も滞り無く進んだ Gounodのミサ曲も大きな事故もなくいつも通り、間違った音を歌う人も間違う箇所もいつもと同じだった 強いて言えば、オルガニストがテンポが遅れがちリズムが乱れがちだったこと、 コーラスは指揮者の腕の振りに合わせいつもと同じくらいのテンポで歌っていったので、 始終オルガンの伴奏が後から追いかけてくるような状態だったこと 楽譜ではSanctusとAgnusDeiの間に入っているO Salutaris Hostiaを、AgnusDeiの後のKommunionの前に歌うことになったんだけど、これで混乱が起きた 指揮者がオルガニストとコーラスに次はAgnusDeiと指示を出し、オルガニストもAgnusDeiのページを開いたにも関わらず、O salutarisの前奏を弾き始めた 指揮者が慌ててオルガニストに近づき何やら小声で指示を出し、オルガニストはそのままキリの良いところまで弾いた後で、AgnusDeiに切り替わった。 このミサ曲を知らない人なら気がつかなかっただろう この辺の臨機応変な対応はさすが教会オルガニスト。 通常はミサにリハーサルなどしないので、ミサ中って意外に小さな混乱や事故が起こるもの 素早く収集をつけるのはオルガニストの器量に掛かっている しかし、この混乱がコーラスにも伝染 男声だけが歌い始めて後から女声が同じ旋律を歌い継ぐところを、ソプラノの一人が男声と一緒に歌い始めてしまった 3音くらい歌ってすぐに気がついて止めたけれど、たった一人とはいえ、男声に女声が一人だけ混じるとこんなに目立つんだなあと、妙に感心した 司祭とMinistrantenの退場を待たずに教会をそっと抜けだしたのが9時50分。 車の中でオットと話をしていてた、何と話し声がカレ気味だった Gounodのミサ曲は音域自体は大して高くない。 ほとんどの曲が最高音はEで、Sanctusに1度Fが出て来るだけ。 曲自体も難しいわけでもないし、この後にモーツァルトのミサ曲が待っているのでできるだけ軽く歌ったつもりだったのに もともと風邪が治りきってないし、ここ数週間は花粉がガンガン飛んでるせいだろうか。 朝も早かったし、満足にEinsingenしないで歌い出したから? 家で軽く声出しして行ったのに これじゃAgnusDeiの最初の音(G)は絶対にでないな。 そうでなくても、最後に来るAgnusDeiはいつも声がギリギリだから K町は10時に集合でEinsingen。 途中自宅でトイレ休憩したので、K町教会に着いた時には既にEinsingenというか最後チェックが始まっていて、既にCredoを歌っていた。 ソプラノ、アルト、バスソリスト達は毎度おなじみの面々。 テノールは今回お初だった。 ドイツ人にしてはあっさりした顔立ちの小柄で痩せ型の人で物静かそう。 第一印象だけだと、え、この人本当にテノールソリスト?って感じ ↑失礼 しかし、AgnusDeiでお声を聞かせて頂いて納得。 素敵じゃないですか~ パヴァロッティのような、オラオラ~、俺様の美声を聴け~ってタイプではない(←あくまでも歌声からのイメージです)ものの、しっとりと控えめだけど、きっちりとイイ仕事しますっていうタイプ。 しかし、 最高音のGではさすがにちょっと逃げてましたね。 少しファルセット気味にして確実に歌う方を取りましたよね。 聞き逃しませんよ ま、チャレンジしてひっくり返るとカッコ悪いもんね。 何年か前に演奏した時、当時のテノールソリスト氏は果敢にチャレンジして見事に声がひっくり返り、非常に悔しがっていたのを思い出した。 と言っても、失敗したのはゲネプロで、本番では見事に成功したんです。 あれはカッコ良かったなあ ミサは10時半から。 Kyrieは良かった。 歌い終わった瞬間、あー、キレイに決まったなあと思えるくらいに良かった Gloriaも。 ま、コレはいつものこと。 ここでお祈りを挟むのでコーラスも休憩状態。 あっちこっちに場所を見つけては腰掛けてリラックスする。 これがクセモノで、この後に入るCredoは毎回グダグダになる Credoは大体において曲が長く、真ん中あたりのソロで変調してテンポも遅くなり、それをコーラスが受け継ぎ、また調とテンポが元に戻る。 その他にも、ソロが入りコーラスがそれを受け継ぎという箇所がいくつか出て来る。 歌っていて一番面白いのもたいていはCredoなんだけど、一番音取りが大変なのも、本番で決まって事故が起こるのもCredoなのだ。 今回も、オケとコーラスの息が合わず、オケが薄くなり、コーラスも何だか薄くなり、という箇所があった。 あと、ゲネプロの時から気になっていたんだけど、真ん中のGから上のGへの跳躍のところ、他の人誰も歌っていない気がする。 いきなり自分の声だけ裸にされるみたいで、毎回すっごくコワイ。 どんどん自信がなくなってきて歌いたくなくなるのを我慢してエイヤッと歌う。 そうなるとドキドキしてもう歌っていても楽しくない。 自信がなくなる、楽しくない、と言えば、K町だけでなくS村でも。 高い方のEやFを歌っていて、自分の声が周りから聞こえてくる他のソプラノさんの声の若干上を行っている時。 差にして多分1/4音もないくらいなんだろうけど、ほんの少しの音の高さでニュアンスがガラっと変わるので、声が混じり合わずにものすごく目立つ、気がする。 あれ、高すぎるのかなあ、いやそんなはずないんだけど、でもパート内で音が違うのってカッコ悪い、どうしよ~、、、と思いつつ、もう出ちゃってるので調整のしようもない。 歌のレッスンで、ミセス・ウールから音程が高めになる傾向にあると指摘されて以来、自信がない。 こういう時、指揮者がちゃんと声を聴いてコメントしてくれればいいのになと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
July 9, 2011 05:01:59 PM
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