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テーマ:コーラス(2686)
カテゴリ:教会コーラス
Fronleichnam聖体の祝日
カトリック教会の重要な祭日の一つで、南ドイツを中心にいくつの州では仕事も祝日でお休み。 学校や大学はドイツ全国で1週間から2週間の休みになる。 イースターから始まった数週間おきの祝日マラソン(?)がこれでひとまず終わり、次の祝日は10月1日のドイツ統一の日。 勤め人としては、またしばらく祝日がないかと思うとちょっと寂しい。 もちろん一般の勤め人は、この間に数週間の夏期休暇を取るわけだけど。 月曜日、S村の練習が終わって帰宅する時、指揮者が 君らさ、木曜日K町のミサで歌えない? と聞いてきた。 この祭日は学校の休暇がかぶさるので、学童のいる家庭では休暇を取って出かけててしまう事がよくある。 そのせいで薄くなるので補強したいから来られないか、とのこと。 K町の練習日は火曜日だから、明日の練習に参加して、木曜日歌ってくれという意味を含んでいたらしいけど、急に言われてもね~ オットはいつもの集まりをキャンセルする気はないし、私もコンサートも近いしRコーラスの練習に出るつもりだった。 知ってる曲なら参加するけど というと、 大丈夫、大丈夫、知ってる、知ってる と、いつもの返事。 指揮者のこの言葉は信用できない。 そうかと思っていると、初めての曲の楽譜を手渡されることがほぼ毎回のことだから。 楽譜をくれれば、家で見から、イケそうなら参加する ということで、水曜日に指揮者がオットに楽譜を渡すことで話しがついた。 ・・・あれ? 水曜日にもらっても、木曜日がミサじゃん? ってことは、水曜日の夜しか時間はないってことか 水曜日は仕事の後で、大学の研究室でかつての同僚にプレゼンを見てもらう約束してるから遅くなることまちがいなしなんだけどなあ。 と思っていたら、まさしくその通りの展開。 心優しい同僚が時間を使って自分のことのように真剣にプレゼンの改善策を考えてくれて、お礼にご飯を食べに行って、家に着いたのが10時半。 家に帰って来ると、机の上に楽譜の入ったフォルダーが置いてあった。 さっそく中身を確かめてみると、、、4曲中2曲は初めての曲 ふんっ こんなのは想定通りさ でも短い曲だし、見るからに簡単そうなので、パパっとPrintMusicで入力した。 K町のミサはいつも始まりが10時半なので、朝にザッと覚えればいいやと思っていたら、今回に限って9時10分。 Flurprozessionなので、始まりが早いらしい。 ↑Googleの画像検索に飛びます。 それでも数回ずつさらって、メロディはO.K. でも2曲のうち片方はテキストがドイツ語だから、まあこれは無理だなと捨てて、 ラテン語の方だけテキストもきちんと練習していった。 発声練習はないとのことだったので、どうせ時間どおりには始まらないしと余裕綽々で9時10分ちょうどに教会についたら、もうミサが始まってた あわてて、でも静に階段を上ってロフトに上がると、指揮者が1曲目の楽譜を確認しているところだった! ギリギリセーフ コーラスのメンバーだけではなく、この日は町の音楽隊の皆さんまでそこにいて、一同からクスクスと笑われながら迎えられた。 みっともないなあ K町ではいつものことなんだけど、人が集まりそうにないから来てくれと言われて、行くと思ってたよりも皆ちゃんと出て来る 今日も結局ソプラノはレギュラーのメンバーだけで5人、テノールも5人全員来ていた。 確かにソプラノは全員揃った時と比較して半分ほどだから薄いといえば薄いか。 どっちにしても大好きなAve verum corpusが歌えたからそれだけでいいけど。 それにしても、K町教会のアコースティックにはいまだに馴染めない。 いつもはオケ付きとかオルガン付きなのであまり気にならないけど、アカペラだと戸惑う。 歌っている自分の声が顔の前の方で聞こえる。 耳元で聞こえるのはすぐ隣りで歌っているソプラノのエースのおば様の声だけ。 後はソプラノの真後ろにいるテノールが若干聞こえる程度。 声が空中に吸い込まれて、一度消えて、前方の内陣で集められて響いている、そんな感じ。 自分の声がどの程度出ているのかが分からないので、すごく心ともなくって、戸惑う。 音が途切れて残響が前方の内陣で響いているのが聞こえると、あ、ちゃんと届いているんだと思う。 それでも、下に座っているとロフトの人のヒソヒソ話す声が聞き取れそうなほどよく聞こえるというから面白い。 最後にソプラノのおば様が 来てくれてありがとう。良かった。 貴方達が来てくれるとハッキリと違いが分かるわ。 いつでも大歓迎よ とわざわざ声を掛けてくれた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
July 12, 2011 08:34:53 PM
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