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カテゴリ:その他のコーラス
これは、11月はじめの記録です。実際には結婚式は既に終わっています。
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ 土曜日は、かつてのメンバーだったカップルの結婚式 コーラス内で知り合った二人 彼の博士課程と彼女のディプロム課程をほぼ同時に終わらせた。 そして、彼の就職が決まると、シングルマザーだった彼女も娘を連れて一緒に北の街へ引っ越していった。 その彼らが、知り合ったこの地で結婚式をするからとコーラスに招待状を送ってきたのは夏前 そこからRコーラスならではの結婚式プロジェクトが稼働(笑) 式の後のパーティで余興兼プレゼントとして歌うのだが、 コーラスのレパートリー、大抵の場合は本人が好きな曲や本人がソロを歌ったことのある曲に替え詩をつけて歌うのだ。 選曲する際に、主役の二人のリクエストを聞いたところ、ある曲をまっさきに挙げてきた。 しかも、パーティではなく結婚式で。 その曲はソプラノのソロで歌い上げられるキレイな旋律なのだけど、何しろ音域が高い。 Hで始まり(そして最低音がこのH)、最高音はG。 ボイトレもいないアマチュア・コーラスでは、何年もソプラノで歌っていても簡単には歌えない曲なのだ。 私がRコーラスに入った時、ソプラノにとても澄んだ声のアメリカ人の女の子が居て、彼女がこのソロを歌っていた。 透き通った歌声で、高音域で行ったりきたりするクライマックスを難なく軽やかに歌い上げ、しかも正確な音程で歌いきっていた こちらによくいる「あたしが、あたしが」というタイプからは程遠く、それほど口数も多くない人だったのも手伝って、少なくとも私にとってはそれこそ天使のような存在だった その彼女が数年前、いきなりプローベに来なくなった そして、この曲も自然と封印されてしまった。 と言っても、観客受けも良く、コーラス内でも人気の高い曲であるために、この曲をまた歌いたいという声は毎学期のようにあがっていた。 ただ、ソロを歌える人が、歌ってみようという度胸のある人が出て来なかった。 ソプラノの中でも、この曲を歌ってみたい、歌えたらいいなと思っている人は多いはず。 実は私もその一人 Gが出ないわけでは無い。 でも、この曲のクライマックスでGとEの間を行ったりきたりする旋律を歌おうとするとどうしても力が入って喉を締め上げてしまって、首を絞められている鶏のような声が出ていた しかもそんな歌い方だから2回も歌えば声がかれてしまっていた 夏休み前のプローベから始まり、夏休み中に臨時に行われた結婚式準備のためのプローベでも、指揮者が毎回のようにメンバーに誰かこの曲のソロを歌わないかと聞いていた。 でもいつもの如く、手を上げる人はいなかった 花嫁花婿がこの曲を結婚式で歌って欲しいと言ってきている以上、ソロが見つかりませんでしたと断ることもできない。 指揮者からの、9月末の臨時プローベについての連絡に対し、それこそ清水の舞台から飛び降りるつもりで、「もしも誰も歌う人がいないのであれば、私、頑張ってみるよ」と返事を出した。 実は今まで、出来る限りソロを歌わずにすむように、名前が上がるたびにノラリクラリと逃げ回ってきていたために、最近では指揮者や古参のメンバーからもちょっと冷たい目で見られていて、居心地の悪い思いをしていた しかし運良く、今回結婚するカップルと仲の良いPちゃんが、私よりも少し先に手を上げていた こうして、私は晴れて第2ソロを歌うことになり、しかも今回自ら手を挙げたことでちょっと気まずかった指揮者との間の空気も大幅に改善されたのだった 第2ソロは、ソロといってもクライマックス部分の短いフレーズでハーモニーを付けるだけの役割なので気が楽だし、もともとハーモニーを歌うことの好きな私には合っている。 思い切って申し出てみた(そしてその後しばらく公開していた)結果が、思いもよらずイイ方向に落ち着いた お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
November 16, 2011 06:32:43 PM
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