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テーマ:コーラス(2704)
カテゴリ:教会コーラス
S村教会合唱団のプローベ
今日はまだ仕事が残ってるから、サクっと早めに終わらせるよ と指揮者が宣言して始まった。 まずは、金曜日のミサで歌うコラールメッセ(Choralmesse)をもう一度通す。 グレゴリアーニックのChoralmesseって、なんていうか、ご詠歌みたい。 Kyrie、Gloria、Sanctus、Agnus Deiのテキストに抑揚を付けて唱える。 抑揚の音程と音を伸ばす記号が入った簡単な楽譜が、教会の歌本に入っている。 昔はミサで普通に歌われていたらしい。 指揮者くらいまでの世代(50代なかば)だと、子供の頃に教会で何度も聞いているので、耳で覚えているとのこと。 このコーラスで歌い始めた頃、始めてこれを聞いた時には、こりゃ絶対にムリだわと思った。 音程の上がり下がりが独特(いわゆる西洋クラシックとはちょっと違う)だし、単語やその発音によって長めに伸ばす音が決まってくるので、一定のリズムが通っているわけではない ラテン語の語感が無いとついていけない。 だからスッと体に入ってこない。 生まれ育った文化が違うってこういうことなんだわと、つくづく思った。 しかし、ここ数年自宅でもグレゴリアーニックなんかを聴くようになったお陰で、何とかついていけるようになってきた。 馴染みがなかったので、こんなのどこがいいんだろう?と思っていたのに、歌えるようになってみるとこれがまたなかなか面白い 続いて、クリスマスのミサで歌うFilkeのミサ曲の練習。 BenedictusとAgnus Deiをサラっと確認してから、一番長くて難しいCredo。 ユニソロも多いんだけど、それぞれのパートソロが各所に出て来るし、掛け合いが多いので、すべてのパートで気が抜けない。 でもベースになっているメロディは頭にすっと入ってくるし、ダイナミックで歌っていて一番楽しいのもこの曲 ソプラノとアルトのユニソロでは、アルトにもEまで出て来る。 このミサ曲、アルトには結構キツイんだなあ。 でも文句も言わずに一生懸命楽譜を追っている。 これがソプラノだと、歌うよりも先に文句が飛び出してきたりするのに アルトさんはどこでも真面目な良い人が多い。 男声のソロもすごく素敵 オットが一ヶ所でつまづいた。 どうしても取れない音があるらしい。 指揮者が 簡単だよ、こんな簡単な音が取れないわけない と、オットをからかうのはいつものこと ねえ? と私にふるのもお約束だけど、いい加減やめて欲しい それは、他3つのパートが単純な和音を歌っている時に、色を添える音。 とってもセクシーな音なので、歌ってみたいとは思うけど、家でピアノ使って音取りしないと取れないだろうなという音。 いやあ、これは難しいでしょ と、つい本音が。 やっぱり、ミサ曲のアルトとテノールは難しい。 いつか、高音域が出なくなってアルトに移る日が来るんだろうか。 それはそれで楽しそうだけど パートの音を確認しながら、ようやく最後まで通すと、既に通常の終了時間の10分前だった お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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