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テーマ:コーラス(2704)
カテゴリ:教会コーラス
S村のプローベ
この冬は暖冬で、ほとんど気温が零下になることもなく、ワン子の散歩に行くと牧草地の木の上で鳥達が春先のようにさえずりはじめたり、柳の花が咲いて花粉が飛んだりしていて、もう冬は終わりだと言われていた。 なのに、この週から、もう本当に突然に急激に冷え込み始めた 先週音取りを始めたO vos omnesの続きから。 この曲、K町で一度歌ったことがあるので、私と夫は知っている曲。 イースター直前のKarwoche(キリスト生前最後の週)に演奏される曲の典型みたいな曲だ。 この時期に歌われる曲は、重苦しく嘆くような旋律に不協和音のハーモニーが使われている曲が多いんだけど、この曲もまさしくそんな曲でちょっと難しい。 もちろんソプラノは一度聞いて慣れてしまえば、雰囲気に浸って気持ちよく歌える旋律。 不協和音で胸に迫ってくるようなハーモニーを作り出すアルトやバスは大変だと思う。 テノールはフレーズの終わりに、天から降りてくる一筋の光のような解き放つようなハーモニーを入れてくるので、すごくキレイで羨ましい。 正直なところ、指揮者がこの曲をS村に持ってくるとは思わなかった。 ここ数年で、S村でもどんどん新しい曲を取り入れようという意気込みが生まれたらしい メンバーは四苦八苦しているけれど 特に、不協和音を作り出すアルトさんは音取りに苦労していて、何度も指揮者から 無意識のうちにハモるように調整しているよ ハーモニーに当てはまる音を探しちゃダメだ、ここはハモらないんだよ と言われていた。 それは、難しいなーーー O Haupt voll Blut und Wundenに続く嫌われレパートリーになりそうな予感 続いてハイドンのミサ曲からGloria。 このミサ曲、イースターには歌わないって先週言ってたのに?? 1回通してから、各パートの怪しい部分を確認してもう1回通して終わり。楽譜回収。 先週久しぶりに歌ったので、忘れないように通してみたかっただけだったのか・・・。 そして先週決定したとおり、イースターで歌うことになったGounodのミサ曲の楽譜が配られた。 まずはGloriaから。 Gounodのミサ曲は、簡単なんだけど、曲が比較的長い上にパートソロが多く入る。 特に男声のパートソロが多くて、そこがこのミサ曲の素敵なところで、だから私はこの曲好きなんだけど、なぜだか逆にその部分がグダグダになることが多い 出だしがひと呼吸遅れたり、入りの音が若干低かったり。 主旋律を歌うんだから一番簡単だろうと私なんかは思ってしまうんだけど、ハーモニーを歌い慣れていると主旋律の音が取りにくかったりするんだろうか? それとも、教会音楽だと男声が主旋律を歌うことがあまりないから、いきなり一番目立つ旋律を歌うことになると腰が引ける? Gloriaの後はO Salutaris Hostia。 アルトのソロで始まり、ソプラノが引き継ぐ。 ハーモニーがやわらかくって美しい 静かでキレイな曲なんだけど、緩やかでよどみのないメロディで、それをほぼずっと抑え気味のpで歌っていくので体的にはすごく大変。 このミサ曲の中では指揮者とコーラスメンバーの一番のお気に入りの曲なんだけど、一番大変な曲かもしれない。 と、こんな感じで、イースターのミサに向けた練習は順調にスタートした。 でも、、、Fasnacht(カーニバル)も少し先だし、まだイースターと言われてもピンと来ない。 ま、きっとあっという間なんだろうなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
February 6, 2012 06:01:53 PM
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