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テーマ:大人のお稽古(778)
カテゴリ:ちょっとひとり言
歌のレッスンに通うようになって早くも2年近くが過ぎた。
大人の趣味として楽しく歌っているだけなので、上達しているのだかどうだかも良く分からないのだけど。 基本的に家で声楽っぽい練習はしない。 ただコーラスの練習と同じで、メロディがちゃんと入っていなかったり、テキストが乗ってなかったりすると歌えなくてつまらないし、 前回やったところのメロディや歌詞が入っていないのはさすがに先生に失礼だろうと思うので、曲を覚えるために次のレッスンまでに、前回歌ったところを最低1回は歌ってみる。 でも本当にメロディと歌詞をさらうだけで、発声練習もほとんどしないし、きちんと歌うことはしない。 ただ単に怠け者だからというのもあるけれど、レッスンを重ねれば重ねるほど、自分の歌い方が間違っていることを思い知らされ、1人で歌うのが怖くなってきたというのもある。 歌いたい気分の時に、気持よく楽しくガンガン歌ってしまって、気づくと声がかれてしまったりする。 力を入れて息を押し出してしまうのだろうと思う。 高音域だけではなくて、自分の耳に気持ちよく歌えるように、低音部分でも喉を締めているかもしれない。 中低音域の歌い方がポップスっぽくなっていることに自分で気づくこともある。 そんなわけで、レッスンを受け始めた最初の頃はそれでも次の練習の前に数回は本気で歌ってみたりしていたけれど、最近は本当にやらなくなった。 メロディやテキストを確認するだけのために軽く歌っているつもりでも、喉に違和感を感じるとすぐに止めてしまう。 そこでムキになって修正しようとしてもますますドツボにハマるのが目に見えているのだ。 どうせ方向性が間違っているのだから、歌い続けても意味はない。 その後はひたすらハミングでメロディだけをさらって行ったりする。 Ombra mai fuを歌っていると、自分のダメダメさが本当によく分かる。 最高音はG、本当ならなんてことはない音なのに出ない。 なぜか。 YouTubeでいろんな人のビデオを観ていて、一番の盛り上がり部分でブワーッと声が広がっていくイメージが刷り込まれているから、そんなつもりでムキになってブワーッと大量の息を強く押し出してしまうのだろうと思う。 それに、下の方では息を多めに送っていて、そこから上がってくるせいで、高音域に入っても息を送りすぎているらしい。 あとは、曲の大部分が中音域にあるので、体が中音域用にセットされていて、一音だけ出てくる高音に対応できていない。 つまり、中音域で体が怠けるクセのせい。 わかっているんだけど、ちゃんとやってるつもりなんだけど出来ていない。 歌うことって、もう、本当に難しいなあとつくづく思い知る日々。 本当に進歩してるんだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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