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テーマ:コーラス(2701)
カテゴリ:教会コーラス
K町 ゲネプロ
テノールソリストが来ていなかった。 日曜日には来るんだろうけど、今回は一体誰が歌うんだろう。 テノールのソリストは、確保するのが難しいらしい。 最近、毎回違う人が歌っている どうしても見つからないと、教会区行政のエライ人に頼むしかない その人も仕方なしに歌ってくれる バスソリストのクリスチャンが所々テノールソロの部分を歌っていた。 クリスチャンはバス、というよりもバリトンで、かなり高いところまで出る。 でもさすがに一番高い音は出にくそうだった このミサ曲を歌うのももう5回目くらいだろうか。 コーラスにとっても、オケの皆さんにとってもレパートリーになったという感じ。 バスは助っ人さんと新人さんばかりなので戸惑っていて気の毒だけど。 相変わらず、テノールが集中攻撃を受けながらも、プローベ自体はサクサクと進んだ。 練習室とは違って、ソプラノの皆さんの真後ろにテノールの皆さんが立っていているので、テノールがテンポを引っ張ったり出だしを間違えたりするので歌いにくいらしかった。 隣に立っているおばさまCがだんだん苛立ってくるのが分かる コワイ そのうち、歌い終わるたびに テノールが全然いなかった(←落ちた) とか、 テノール遅い とか、 テノール低すぎ とか、小さな声で言ってくる。 そんなことを繰り返しているうちに、だんだん可笑しくなってきて、 私、オルガンの前にいるから、テノール全然聞こえないけど~ とついポロッと言ってしまった。 あなた、だからいっつもそんな端っこに立ってるのね?! え、いや、まあ、、、それだけじゃないけど ハレルヤ 前半の各パートが「ハレルヤ、ハレルヤ」と掛け合っていくところがガタガタだった テノールが遅れて入りテンポも遅いので、その前に立っているソプラノがつられて入るタイミングを逃し、オケと合わなくなって混乱して落ちる、という感じ。 この指揮者はコーラスに合わせてテンポを遅らる癖が普段からあるので、コーラスがこうもガタガタになってしまうと、指揮者とオケも合わなくなってしまう。 コーラスの皆さんはどうやら楽器よりもパート内や他のパートの声なんかを聞き合って歌っているらしい。 オケがあんまり聞こえないのかな? ← ん~、さすがにそれは無いと思うけど。 私はいつものごとくオルガンの前、直接テノールが聞こえない場所に立っていたので、2回目はトランペットや弦楽器の音だけを頼りに、他のパートの声はすべて振り切って、指揮者とも微妙にズレながらそのまま歌った(爆 いやもう空中分解寸前、ガタガタだった ハレルヤは、毎回ほとんど練習しない割には決まっていたので、ちょっと驚いた。 正直なところ、こんなにボロボロのハレルヤは初めてかも 残念だなあ。 その後、テンポを確認して音を確認して、これでもかと数回繰り返していくうちに、まあまあマシになった。 1時間ちょっとでゲネプロは終わった。 指揮者を待っていたので一番最後の方で教会の外に出たら、外でソプラノのおばさまCと彼女の旦那さんのバスのOと、もう一人ソプラノの人が何やら話し込んでいた。 指揮者が出てきたのを見ると、CがOに「言えば?」と振った。 そこで指揮者が立ち止まってOと話し込む。 私とオットはそのまま足を止めずに車まで歩いたのだけど、Cも一緒に歩いてきて語ったところによると、 バスに(も)まったくデタラメに歌う人がいるらしく、その隣で歌うのなんか絶対ムリ、指揮者から言ってくれ、ということらしい。 大変だなあ 確かに、バスに新しく入った人は、音程が取れないらしい。 それは、プローベの時にも何となく分かった。 でもこの指揮者は、本人が自ら働きかけない限り、あえて指摘したりはしない。 まあ本人が頼めば個人レッスン(と言っても単なる音取り)はしてくれるんだけど。 でも、S村の合唱団でも、オットが参加している男声コーラスでも状況は同じだから分かる。 音程が取れていない人って、自分が音程取れていないとは全然気づいていない。 音の違いが全然聴き取れていないんだ、多分。 だから、本人から気づいて頼んでくるなんてことはまず起こらない。 相手の気持を傷つけずに指摘するのは難しいだろうし、指揮者があえて触れたくないのも分かる。 でも、放っておかれる方は気の毒だと思う。 プローベの間は他のメンバーからも指揮者からもまるで存在しないかのようにスルーされるし、 そのうち、同じパートの人なんかが耐え切れずに文句を言ったり、 飲んだついでに調子に乗った人がからかったりする事態が起こる。 えええ、いい年した大人が?!って思われるかもしれないけど、 実際に、この指揮者が指揮しているどこのコーラスでも起こっていること。 そっちの方がよっぽど残酷だと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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