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カテゴリ:エッセイ
テレビを見ていたら、今や国際的な名物下宿になっている神奈川県のS荘のことが放映されていた。大学進学のため九州より家元を離れ上京し、初めて下宿生活をした時のことを懐かしく思い出した。 もう半世紀も前のことになるが、当時学友との二人部屋(6畳)で下宿代は月額6,800円だったと思う。下宿のおばさんは6名の下宿生の親代わりみたいなもので3食昼寝つきで、とっても可愛がってもらった。 でも初日より戸惑ったことがある。毎日の朝食で、今までごはんと味噌汁以外食べたことがなかったのに、食卓には初日からサンドイッチとコーヒーが出てきた。それが毎日のことで驚いたが、しばらくは何か物足りなくて食べた気がしなかった。でも月日が経つうちに慣れ全く抵抗がなくなり、その後は現在に至るまで朝食はパン食が定番になってしまった。 親代りだった当時の下宿のおばさんや田舎から上京した6名の下宿生のことを、テレビを見ながら昔の下宿生活を第二の故郷のように懐かしく思い出した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.08.31 19:53:09
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