好奇心ネットワーク

撥水加工がそもそもされていたか疑問のあの着物、呉服店から丸洗いが出来上がったとの連絡が入った。

いつもはのほほんとした性格だが、思い切って強い口調と怪訝な表情で尋ねた。

撥水加工ラベルが着物に付いていなかったということはそもそも撥水加工するのを忘れたのではないかと。
担当は、伝票を確認したので大丈夫だと言った。

まぁここではそれ以上追求しない。

たとう紙に着物を入れるのを待っている間、棚に置いてある博多帯を物色。

最近は博多帯に興味津々なのだ。（半幅帯はすでに買った。来年は名古屋帯だ。）
しかし、あちらが作業中のわずかな時間のみにする。
のんびり見ているとその気にさせてしまうからだ。

努めて店内ではシャキシャキと行動し、さっさと店を後にした。

普段と違うリズムにすると、体力の消耗が激しい。
すぐにのんびりモードに。
本屋で立ち読みをして!?調子を整え、帰宅。

着物を取り出して、実験。
水滴を垂らすのだ。

正絹の着物に水をかけるなんて恐ろしい。
しかし、撥水加工がされているかはっきりさせるためだ

ぽたっ

着物上をコロッと見事に転がる水。

ようやく安心できた。

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