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先日母と京都へ旅した。
2泊3日の小旅行。旅の思い出は使い捨てカメラ(レンズ付きフィルム)27枚撮り1個に収めた。 帰京後父に 1.現像に出すことを託し 2.その後フィルムをスキャンし画像も取り込む という面倒な作業を依頼した。 そこで「そもそも」話になった。 父 「何故せっかく買ったデジカメを使わなかったの?」 実は数ヶ月前、新品のデジカメを買っていた私。 購入に際し父にも相談し、その存在は明らかだった。 確かに皆、不思議に思うよね。 私は敢えて他人行儀に淡々と答えた。 「えぇ、カメラは持って行ったんです。説明書もね。でも充電池を忘れたんですね~。」 出掛ける直前にプラグに蓄電したまま出掛けてしまったのである。 専用電池式のカメラなので乾電池で代用できなかった。 もう使うことはないだろうと思っていた使い捨てカメラを数年ぶりにキオスクで求めた。 父は私の気持ちを察して私に合わせてくれた。 がっ、母が自慢げに口を挟んだ。 「私もそうだと思ったのだけど、気を遣って聞かなかったのよ~。」 娘のオッチョコチョイぶりを敢えて責めず、楽しく旅をすごそうとやり過ごした、優しき母親をアピールした。 そしてその夜、弟から再び同様の質問が投げかけられた。 「何でデジカメで撮らなかったの?」 淡々と静かに答える私。 すると母が間髪を入れずこう言う。 「私もそうだと思ったのだけど、気を遣って聞かなかったのよ~。」 お母さん、貴方の優しさは私を傷つけるほど心に響いています・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年11月13日 18時27分25秒
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