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カテゴリ:綿入れ袢天(どてら)
宮田織物の綿入れ袢天には子供物もございます。子供はんてんと呼んだり、カット柄はんてんと呼んだりしますが、このカットという言葉の由来をご存知ですか? 宮田織物の子供はんてんは久留米絣を模した柄行です。二重ビームを使った織物で、ざっくりいうと経糸(たていと)が柄の部分と土台の無地の部分に分かれていて、ビーム(経糸を巻いたもの)を二本使うので、二重ビームといいます。 さてこの織物の裏面は、模様の糸が大きく渡っています。以前はこの渡った糸をカットしていたので「カット」と呼んでいたのです。今はもう裏糸のカットはしていませんが、名前だけは残っているというわけです。 子供物はんてんは、成長に合わせて大きくできるよう「肩上げ」されていたり、襟に別珍を使って汚れにくくしたりと、色々な工夫をしています。着易さと暖かさは、写真のちびっこモデルさんの表情でも伝わってきますよね。子供袢天は、着ると一気に昭和の世界、でもそれが何とも可愛くて、まわりもあったか~い笑顔になるんですよ。 ▼奴(半そで綿入れこども袢天) https://shop.miyata-orimono.co.jp/view/item/000000000265?category_page_id=168 ▼半纏(長袖綿入れこども袢天) https://shop.miyata-orimono.co.jp/view/item/000000000267?category_page_id=168 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020年01月09日 14時42分19秒
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