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カテゴリ:医療用ガウン
写真は会社玄関で9月の終わりに咲いていた季節外れの桜 このブログでも時々書いていたのですが、宮田織物では医療用ガウンの縫製も受けており、6月と10月にそれぞれ二万枚強を納めさせていただきました。コロナ禍が止まない今、医療現場で頑張っておられる皆様に、少しでもお役に立てたらこんなに嬉しいことはありません。とても意義のある仕事をいただいたと、心より感謝しております。 しかし実は、なかなか骨の折れる仕事でもありました。 その理由は宮田織物のものづくりのやり方にあります。宮田織物は創業大正二年、今年で108年目になります。最初は久留米絣の機や(はたや)から始まり、昭和40年からは綿入れ袢天(はんてん)の製造を開始。そこからは昭和の終わりまで、綿入れ袢天(はんてん)がほぼ100%という少品種大ロット生産のものづくりでした。 平成に入り、綿入れ袢天と並行して婦人服も作り始め、さらに綿入れ袢天自体の種類も少しずつ増えてきました。同時にひとつひとつの製造ロットが小さくなってきました。平成の終わりには多品種小ロットが進み過ぎ、見直して絞っていこう、と会社の方針に掲げるほどに。 令和に入り、コロナ禍です。作るものがなく、工場も休業していた時にいただいたのが、この医療用ガウンのお話でした。二つ返事でお受けさせていただいたのですが、実はとても心配でした。平成の30年をかけて多品種小ロット体制になったものを、二週間で真逆の単品種超大ロット生産に切り替えるのですから。 そこから工場長の大奮闘が始まります。お取引の業者さまのお力も借りて、ミシンを全て掃除し、配置を変え、たたみの場所を設け、人員を配置し、他部署からも入って…工場長と製品課が中心になって、6月の23200枚の納品は無事終了。本当にありがたいことでした。 さて、ここから今回の第二回目の医療用ガウンの話になるのですが、もう山あり谷あり山あり谷あり(涙)。長くなりますので続きます。(2回目へ続く) ▼いつもはオリジナル製品を作っています。今はあったかい綿入れ袢天(はんてん) https://shop.miyata-orimono.co.jp/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020年11月12日 18時07分57秒
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