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カテゴリ:医療用ガウン
(前回はこちら) ■繁忙期。役割分担 さて、まだ一回目の納品が終わっていない7月、早々と二回目の医療用ガウンのお話をいただきました。コロナ禍は多少の落ち着きを見せ始めたものの、衣料業界の消費回復は全く見えない中、このお話を受けないわけがありません。社内でいろいろ話し合い、納品を10月末ということで先方にお願いして、有難くお受けさせていただくことになりました。 しかし、実はここからが大変でした。なぜなら10月は宮田織物の繁忙期。綿入れ袢天の出荷も本格的に始まります。しかも、前回の6月、中心となって動いてくれた製品課は、今回かなり仕事が詰まっています(有難いことですが)。医療用ガウンは「1.裁断→2.縫製→3.つまえ(検品しながら要らない糸をハサミで切る)→4.たたみ(一枚一枚たたんで5枚一組にしてビニール袋に入れる)」と、ざっくりこの四工程ですが、そういうわけで今回、3と4の工程を製品課以外で受け持つことになりました。 ■予定枚数と作業場所 生地も搬入された9月25日の製販会議(営業と製造のすり合わせ会議)で、つまえとたたみは1時間に20枚、慣れれば22.5枚以上はやれると仮説を立てました。さらに、こういう細やかな作業は女性の方が向いているだろうということで、総務、営業、企画、織布から女性を10人選出。その10人が半日(4時間)やるという計算で、22.5枚×10人×4時間=900枚。これで一週間様子をみてみようということになりました。枚数を目標にせず、時間を目標にしたのは、まずは慣れてもらうためです。 さて今回、つまえたたみに使うのは、普段は展示室として使っている一階の部屋です。総務部長が「私が会場設営します。」と申し出てくれ、営業スタッフの力も借りて、製販会議の翌日、無事「つまえたたみ室」ができあがりました。(写真参照。実は作業机は、ありものに紙を貼り、下駄をはかせています。) ■スタート…のはずが 製品課から縫製されたガウンが渡されるのは9月末からなので、10月1日が「つまえたたみ」の開始日とし、作業者への手順説明をその前日の30日朝と決めました。さあ、いよいよスタートです。 ところがここで、思いもかけない問題が持ち上がりました。(長くなるので続きます。3回目へ続く) ☆10月23日金曜日出荷予定21300枚☆ ▼さむくなったら綿入れ袢天(はんてん) https://shop.miyata-orimono.co.jp/view/category/168 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020年11月12日 19時46分55秒
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