和木綿生活（わもめんくらし）～宮田織物～

（前回はこちら）
■みんな忙しい
「なぜ女性だけがガウンをしなくちゃいけないんですか？」

という声が上がったのです。考えてみれば当たり前の話でした。女性は細やかな仕事が向いているという傾向は確かにあるかもしれませんが、今回の仕事はスポット的なもの。大切なのは「いかに通常業務への支障を少なくしつつガウンを完納するか」ということなのです。

「ガウンは間に合ったが他の仕事ができなくて結局赤字になった」では本末転倒だし、全スタッフがそれぞれに大切な仕事を持っているのに、選ばれた女性10人だけにガウン業務を背負わせるのはあまりに負担が大きく、通常業務への支障をいかに少なくするかという視点に欠けていたのでした。

■目標設定と作業者への説明
仕切り直して、総務3名（男1女2）・営業6名（男3女3）・企画3名（女3）・織布6名（男3女3）計18名、それぞれの課で男女を問わず、入れる人が1日4時間たたみ業務に入ろうと、ざっくり決めました。目標は最初通り日産900枚です。

9月30日、予定通り、作業者への工程説明が行われ、製品課以外のスタッフが男女全員集まりました。写真はその時のものです。実は、6月の第一回目の時にたたみを手伝ったスタッフも多く、そのせいか質問もあまり出ずにスムーズに終わりました。そして実は私も、一度だけたたみを手伝っていたので、なぜか自信満々でした(笑)。

■本番スタート
さてこのように色々ありましたが、ついに本番スタートです。初日の10月1日木曜日、二日目の10月2日金曜日、この二日間でさて何枚仕上がったでしょうか？（4回目に続く）

​☆10月23日金曜日出荷予定21300枚☆​

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