|
カテゴリ:医療用ガウン
(前回はこちら) ■足りない 10月1日木曜日610枚 10月2日金曜日635枚 二日間で出来上がったのは、なんと1275枚!目標の1800枚の三分の二しか上がっていません。いくら始めたばかりとは言え、これはあまりに少ない。青くなりました。しかし同時に、「困っていたら製品課が応援してくれるから、なんとかなるだろう。」とも、無意識に思っていました。たぶん、私だけでなく他のみんなもそう思っていたでしょう。 それが完全に覆されたのは、翌週10月5日月曜日の朝の全体朝礼でした。普段、全体朝礼ではあまり発言しない工場長から「医療用ガウンは全社、それぞれで工夫してやり切りましょう!」という発言が出たのです。その発言は私にはこう聞こえました。「担当したところは自分たちで完遂しましょう。つまり、製品課は忙しいから、ガウンへの応援はあてにしないでね。」と。 まあ、考えてみれば当たり前です。最初からつまえとたたみは製品課以外でという話だったのですから。さらに、製品課は繁忙期で、応援する余力がなかったことも事実でしょうし、安請け合いしたらガウン以外の他の製品まで間に合わなくなる、という危惧もあってのあの発言だろうと思います。しかし、あてにしていた私は大弱りです。慌てて担当部署長を呼んで、緊急ミーティングを開始しました。 ■仕切り直し まず、10月10日、17日、24日の土曜日は出勤日に決定。振り替えの休みはガウン納品以降に取るとして、これで3日プラス。日産目標は1080枚に変更。合計20715枚になりますが、足りない分は頑張りで21300枚にしよう、と。(いつもスタッフには「バッファ(余裕)は後に」と言っていながら、ぎりぎりのスケジュール。いくら緊急事態とはいえ、我ながら本当にひどい。今更ながら反省しています。) さらにたたみ台も増やしました。人数が集中し、たたみ台が不足することもあったからです。そのうちの一台は事務所に設置し、総務チームはそこでやることになりました。(写真参照。この期間に宮田織物を訪問された方は、玄関に入るとまず、白いヘアーキャップをかぶって、ガウンを一心不乱にたたんでいる総務部長に会われたことと思います。) さて、その体制でどうなったか。 ■突破口が見えない 10月5日月曜日は835枚、6日火曜日は983枚、最初の2日間が1275枚でしたから、合計3093枚です。最初より多くなったとはいえ、日産目標の1080枚にはなかなか到達しません。作業時間も増やし、みんなの作業速度も上がってきましたが、1日4時間を作業に使えないスタッフも居る状況で、そもそもの目標数字に無理があるのです。 つまえとたたみを待つ仕掛けガウンはどんどん溜まってくる。初回納期(何度かに分けて納品予定でした)の10000枚の出荷日は迫ってくる。突破口は見えない。胃が痛くなり、眠れなくなってきました。こうなれば、もう一度、無理を承知で工場長に交渉するしかない。そう思い、交渉にいこうとしたまさにその時、つまえたたみ室に居た企画のN課長から驚きの言葉が出ました。(続く。5回目はこちら) ☆10月23日金曜日出荷予定21300枚 ☆10月6日現在3093枚 残18207枚 ▼あったか〜い綿入れ袢天(はんてん) https://shop.miyata-orimono.co.jp/view/category/168 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020年11月12日 19時47分37秒
コメント(0) | コメントを書く
[医療用ガウン] カテゴリの最新記事
|