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カテゴリ:医療用ガウン
写真は初回納品の10000枚。一箱に100枚入っています。 (前回はこちら) ■逆戻り 明けて12日月曜日の朝、なんとなく楽勝ムードに浸っていた私たちを待っていたのは、つまえの済んでいないガウンたちでした。たたむだけより二倍近く時間がかかる、もう、心が折れそうです。 しかし、これもまた今考えると当たり前の話で、工場長としては仕掛けガウンのたまりを解消するために、製品課の時間をやりくりしてつまえをやってくれていたのですから、こちらが追い付いたら、それは元に戻すでしょう。 けれども、たたみのみの作業に慣れてしまった私たちには、なかなか辛い現実でした。もちろん仕上げ枚数はどかんと落ちました。10月12日940枚(涙) 悔やんでもしょうがない。通常業務に戻ってもらっていた織布課のスタッフに、またガウンの作業に入ってもらい、総務、営業、企画、織布合計18人ほぼフル人員体制であたりました。しかし、通常業務が押して、丸々4時間をたたみ作業に使えないスタッフがますます増えてきました。 10月13日火曜日は1215枚、14日水曜日は1200枚。なんとか日産目標はクリアするも、みんなの疲労はピークでした。 ■衝撃的な発言 作業速度はそうそうは上がらない、作業に使う時間も限られている。そんな中、唯一の救いは17日の土曜日でした。この日は製品課の応援が入る予定になっているのです。その日の枚数次第ではありますが、翌週からの目標日産枚数を少しは下げられ、楽になるはずです。 そう胸算用していた私を待っていたのは、「土曜日は応援は難しいです。」という工場長の発言。15日の幹部会議でのことでした。 そもそも、その日だけ人数が増えたとしても、製造には「流れ」があります。裁断→縫製→つまえ→たたみ、この四工程のどこが滞っても製品はできません。たたみとつまえの応援人数が増えるなら、その前工程の裁断縫製を増やしておかなければならないのです。 裁断のキャパがぎりぎりだとわかっていたのに、察せなかった私のミスです。察せなくとも事前の打ち合わせをきちんとしていれば、わかったことでもありました。もちろん打ち合わせはしていたけれど、足りなかった。言ったつもり、伝わったはず、初歩的なことでした。大きな反省点です。 ■またまた仕切り直し しかし、やらねばなりません。このまま1200枚アップを続けるのは、みんなの体力的にも業務的にも厳しい。急遽日産目標を1080枚に落としました。落とした分、休みにできるかもと思った24日土曜日は予定通り出勤、23日金曜日の全数出荷予定も、23日にできる分だけ出荷、24日に残数出荷と変更を決めました。これでぎりぎりなんとかいけるはずです。 さあ、仕切り直してやるぞ!みんな、申し訳ない。あと一週間、頑張ろうね!しかしここで、またまた番狂わせが起きたのです。(続く。7回目はこちら) ☆10月23日金曜日出荷予定21300枚 ☆10月14日現在12836枚 残8464枚 ▼あったか〜い綿入れ袢天(はんてん) https://shop.miyata-orimono.co.jp/view/category/168 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020年11月12日 19時48分44秒
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