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カテゴリ:医療用ガウン
写真はたたみ作業中に使った綿手袋。何枚か替えましたがよく働いてくれました (前回はこちら) 翌日、営業スタッフの手で、医療用ガウン21300枚は、無事出荷いたしました。長々とまとまりなく書いたものに、おつきあいいただいてありがとうございます。今回はまとめというか、思ったこと気づいたことを書いていきたいと思いますので、お時間のある方はおつきあいください。 まず、今回の医療用ガウン製造の件では、いつにも増してたくさんの方々にお世話になりました。 このような意義のある仕事をくださった関係者さま、ミシンの整備関係、付属などでサポートしてくださったお取引先さま、そして何より頑張ってくれた我が社のスタッフたち、感謝してもしきれません。 普段は製造作業に入ることのない私ですが、今回、みんなと作業をする時間はとても楽しく充実していて、また、いろいろな気づきがありました。 びっくりするような速さで、枚数をしっかり上げてくれるスタッフ。慣れないながらも工夫して、どんどん早くなるスタッフ、常に改善意識を持って、ことにあたるスタッフ、みんなが作業しやすいように、始まる前と終わった後に次の準備をしてくれるスタッフ、みんなの気分が上がるように、有線放送の音楽を色々変えてくれたスタッフ。 もちろん、裁断縫製を担当してくれた工場長と製品課のスタッフのみんな(つまえもありがとうございました。)、そしてさらに、遅くまで残って、梱包出荷作業を担当してくれた営業課のスタッフ、ガウンに時間を取られるスタッフのサポートにまわるスタッフ。 スタッフの良い面をたくさんみることができました。みんな本当に頑張ってくれて、みんなの力があったからこそ、繁忙期に医療用ガウンの製造を受けることができたのだと、しみじみ思います。 もちろん反省もたくさんあります。一番は、私の全体を見る目が不足していたこと。前工程、後工程とのコミュニケーションをうまく取れなかったこと。結果として納期に完納できましたが、いつもぎりぎりの気持ちでした。もっとスムーズに安心してやれたはずなのです。スタッフに対して、この点は本当に申し訳なく思っています。 事前準備にしても、標準動作や環境整備の点でも、たくさんの改善が出ましたが、まだまだ改善の余地があるし、共有がもうひとつでした。ミーティングを上手にやれば、もっとたくさんの知恵が出たろうし、みんなと共有できたはずです。 今、学んでいるマイツール(DBソフト)も上手に活かせば、もっとみんなのやる気を上げたに違いありません。今年から始めた3S活動プロジェクトの推進速度も上げたいと改めて思います。 そういう反省も含め、コロナ禍の元でこの医療用ガウンを受けた経験は、本当に得難いものでした。会社をあげて多品種少量生産から単品種大量生産に二度もスイッチできたことは、大きな自信になりましたし、以前から多能工化を進めてはいたのですが、今回はまさしく全員が多能工になりました。ウィルスは進化の速度を上げると聞いたことがありますが、もしかしたら宮田織物も、少し進化できたかもしれません。 何よりも、私たちの作ったガウンが、医療現場のみなさまのお役に立てることが、とても嬉しく晴れがましく、その気持ちはきっと、これからものづくりする上での大きな励みとなると思います。目には見えないけれど、大きな大きな財産です。 振り返れば、9月終わりから約1ヶ月間はガウン一色の毎日で、本当にあっという間でした。私は仕事をずいぶん溜め、おしりに火がついています。けれども、そもそものテーマが「いかに通常業務への支障を少なくしつつガウンを完納するか」でしたから、何もいいわけできません。しかもスタッフたちはもうちゃんと通常業務だし(汗)。頑張ります。 最後になりましたが、一日も早くコロナ禍が収まり、穏やかな日々が戻ってくることを願ってやみません。これからインフルエンザが怖い季節でもありますので、みなさま、お気をつけください。 また、医療現場や関連のみなさま、いつも本当にありがとうございます。あなたがたのおかげで、私たちは安心して生活できます。お忙しいおからだと思いますが、どうぞ、ご自愛くださいますよう、心から、心から、よろしくお願い申し上げます。 ■宮田織物経営理念 一隅を照らす。常にその精神で、社員一同オリジナルのものづくりに努力邁進する。その活動を通じて、社員が幸せになり、お客様に喜ばれ、地域社会に貢献できる企業を目指す。 ※今回はオリジナルでこそなかったけれど、経営理念通りのお仕事でした。多謝。 ▼宮田織物(会社のHP) https://miyata-orimono.co.jp/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020年11月12日 18時21分43秒
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