テーマ:☆動物愛護☆(3962)
カテゴリ:東日本大震災
被災地のペットレスキュー 200匹以上保護、多くは里親へ 産経新聞 10月3日(月)7時55分配信 東日本大震災で被災した家庭のペットたち。飼い主と一緒に避難できず残された動物たちの一部は、動物愛護団体や行政などによって保護された。大阪のNPO法人「アニマルレフュージ関西」も現地に入り、200匹以上の犬や猫を保護。その取り組みを通してペットとの関係を改めて考えたい。(田野陽子) ◆手術のケースも のどかな田園風景の一画に時折、するどい鳴き声が響く。大阪府能勢町の「アニマルレフュージ関西」。飼い主が飼えなくなったり放浪したりしている犬や猫を保護し、「里親」を探す活動を20年以上続けている。 4月初旬、スタッフ3人が被災地に入った。平成7年の阪神大震災でも600匹を受け入れた。「東北の動物の様子が気がかりだった。今回は被害が広範囲な上、津波もあり、一刻も早いレスキューの必要性を痛感しました」と理事長のエリザベス・オリバーさんは話す。 東京電力福島第1原発事故による警戒区域では、つながれたまま衰弱したり、放浪したりしていた犬や猫を保護した。被災者から「生活を立て直すまで預かってほしい」、避難所で「自宅に残したペットを助けてほしい」と頼まれるケースもあった。被災したブリーダーから託された動物も含め、保護したのは、犬180匹、猫22匹に上った。 大阪に連れ帰った動物は、獣医師によって健康チェック。腫瘍が見つかり、摘出手術をしたケースもある。不妊手術を施し、ワクチン接種や病気予防の薬の投与も行った。 「衰弱した犬は体力が回復するまで数日間かかりました」とオリバーさん。環境変化に敏感な猫は、一時預かりのボランティア家庭など落ち着いた環境を用意したという。 ◆情報公開で飼い主へ 同団体が目指したのは第一に飼い主を探すこと。保護した202匹のうち、ペットとして飼われていたのは約半数。飼い主から保護を依頼された以外の動物は、保護現場に張り紙を残したり、ホームページで情報を公開するなどして連絡を待った。その結果、39匹が飼い主の元へ。愛犬が保護されていることを知った福島県浪江町の飼い主が、大阪まで迎えにきたケースもあった。 保護後3~6カ月経過しても飼い主が判明しなかったり、飼い主が飼育が困難と判断したりした場合は「里親」を募集。すぐに反響があり多くが引き取られ、残るのは12匹になった。 ただ、阪神大震災後は、引き取り手がないなど10年以上、飼育したケースもある。オリバーさんは「今後も被災動物たちに関心を持ってほしい。もし犬や猫を飼うのであれば、ペットショップでなく、こういった団体の動物たちを引き取ることも考えてほしい」と呼びかけている。 お迎えまだ…被災ペット保護も限界 2011/09/22 10:54 東京電力福島第1原発事故で、原発から半径20キロ圏内で立ち入り禁止の「警戒区域」から保護された多くのペットが、現在も飼い主と一緒に暮らせない状態が続いている。飼い主自身も避難生活を送り、引き取れない状況にあるためだ。行政はペット用のシェルター(避難施設)を設置して世話しているが、余力は限界に近い。(小野田雄一) ◆「もっとなでて」 「キャンキャン」「クーン」…。シェルターに足を踏み入れた瞬間、哀願するかのような鳴き声で耳が痛んだ。 福島県や県獣医師会などでつくる「県動物救護本部」が福島市内で運営しているこのシェルターには現在、警戒区域内から保護された犬約140匹、猫約45匹が暮らす。いずれも飼い主が避難して世話ができなかったり、飼い主が不明だったりするペットたちだ。 一匹の白い犬を、金網の隙間から指を入れてなでた。犬はほえるのをやめて目を閉じ「もっとなでて」といわんばかりに金網に体を押しつけた。同行した県食品生活衛生課の大島正敏課長は「犬の幸せは人間と暮らすこと。人間の気を引こうとしている姿が、見ていて切ない」と話した。 ◆ストレスで血便 環境省によると、東日本大震災前に警戒区域内で登録されていた犬は約5800匹(登録制度のない猫は不明)。しかし8月時点で行政が保護したのは犬301匹、猫188匹にとどまっている。同省の担当者は「現場の実感では警戒区域内で餓死、病死した犬は1千匹を超す」とみる。 また、仮に保護されても、別の問題が生じることもある。 大島課長は「避難先からシェルターを訪れ、ペットとの一時的な再会を求める飼い主もいるが、県としてはおすすめしていない。飼い主は『またくるね』という気持ちだが、ペットはそこまで理解できない。ストレスで体調を崩し、血便などになる場合もある」という。 ◆「この子は家族」 「この子は家族。離れることはできなかった」 福島市内の仮設住宅で5月から避難生活を送る浪江町の主婦、小沢幸子さん(43)は、そう言ってコーギー犬の幸太郎(5)の頭をなでた。小沢さんは震災後、新潟県に避難。しかし避難先の施設はペット禁止で、車の中で飼っていたという。小沢さんは「仮設での生活は楽ではないが、犬と一緒にいられて幸せ」と笑う。 一方、郡山市の借り上げ住宅で暮らす浪江町の会社員、赤間早苗さん(52)は愛犬たちと離ればなれになった。震災前は自宅で犬14匹、猫1匹を飼っていたが、これだけの数のペットと一緒に暮らすことは仮設住宅でも難しく、計13匹を動物愛護団体「UKCジャパン」に預けた。 赤間さんは「7月の連休中に他県にいるペットに会いに行った。忘れられていないか心配だったが尻尾を振って喜んでくれた。早くまた一緒に暮らせる日が来てほしい」と願った。 (以上ニュース記事を転載させていただきました) ____________________________ 飼い主の分らない犬猫もたくさんいますが 飼い犬や猫を探しておられる方もたくさんいらっしゃいます 一匹でも多くの犬猫が無事に飼い主さんと再会できますように・・ そして一日も早く一緒に暮らせるようになりますように・・ ______________________________ ポチッとよろしくお願いします にほんブログ村 たくさんの犬たちが飼い主さんのお迎えを待っています 埼玉県保護収容動物情報 迷子の犬を捜していらっしゃいます お家はどこ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年10月04日 22時25分29秒
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