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テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:中国日記
赤ちゃんも心拍を確認した後、再度2週間後に見に行き順調という事で1ヶ月検診に切り替えました。(この時点で大体10週)
実際、準備が開始したのもこの時期で準備に追われながら1ヵ月後の検診を待っていました。 妹は病気なのですが、私に赤ちゃんが生まれたら私を助けようと、一生懸命治療に専念していました。(流産後分ったことですが・・・) 家族もみんな赤ちゃんが生まれてくるのを本当に楽しみにしていました。 私自信も、この検診で順調であれば、日本の友達にも全てを報告するつもりでいました。 ・・・・1ヵ月後(それが昨日です。)・・・・・ いつもの様に、「またぁ?」という感じで迎え入れられブチ切れしてしまいましたが、それでも赤ちゃんが成長したのを見たいし、家族にもそれを報告したいという気持ちでエコー検査。 ・・・・・・・・・・・・・・・(先生の顔か歪む。彼の顔に不安の陰が)・・・・・・・・ 方言でベラベラしゃべっていても、この雰囲気から何かがおかしいと私も感じました。 彼が、「頭がハッキリ見えないらしい。」 「えっ・・・・それって脳無症・・・・???」(脳無症とは、胎児の頭が正常に発育していない為、生まれても生きることが出来ない病気です。) 彼「心拍も確認出来ない。」 「はっ? 赤ちゃん死んだの・・・・・???」 先生も2人掛りで色々話し合いながらチェック。そして・・・ 「3D検査等の出来る大きな病院へ行ってください。ここから近いのは・・・・ペラペラ」 私は訳が分からず、頭が混乱した状態でその言われた病院へ移動しました。 まずは、医師の問診。その間に彼が医療費支払いを。(中国では一つ一つ検査する前にお金払うんです。メンドクサイ・・・けど、人々の信用ないからの行為なので仕方ないです。) その問診の時にドップラーを使い、胎心検査。 ・・・・ザ~~ザ~~ザ~~・・・・・・・・・ ドクドクという音が聞こえてこない・・・私はこの時点で赤ちゃんは死んだと確信しました。 その後、3D検査。 先生も直ぐに「駄目だね~」と。 私はもう放心状態でした。自分に一体何が起こったのか、分らない状態でした。 少しだけ聞き取れる彼とその先生の会話。「貴方たちはまだ若い!!すぐまた出来るわよ。」「大丈夫 大丈夫^^」「これは誰の責任でもないよ」などと・・・ だんだん私も我に返り、ここで初めて涙がス~と流れてきました。 原因は、胎児の発育異常による心拍停止でした。3Dで見ても、赤ちゃんは訳が分らない形になっていました。1ヶ月前は、ちゃんと手とか足とかあったのに・・・ お腹もある程度大きい事もあり、即日入院を勧められました。が、仕事の事や準備もあるので月曜日までは待って欲しいとお願いしました。 日本の携帯を持っていたので、まず妹に電話し報告。そこでも泣いていましたが、辛うじて会話ができました。その後お母さんへ電話。お母さんの声を聞いたとたん涙があふれ出てきました。しゃべれなくなり、彼が電話で私がしゃべれる状態ではないと報告し、電話を切り、私を抱きしめてくれました。私はずっと泣きました。ひたすら泣きました。 確かに流産というのは、けして少なくない事。だけど、安定期の目前でどうして・・・と悔しくて悔しくて仕方ありませんでした。 泣き終わった後、ふと急にタバコが吸いたくなり、妊娠して止めていたタバコを思いっきり吹かしながら病院を後にしました。 つづく・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.09 18:57:31
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