ひょっこりワンコ島

今日は定休日でした。



大槌に保管されている自動車を見に行く前に、被災写真が鵜住居で探せるらしいので、家族や親戚の写真を探しに行ってきました。


その場所には現物はありませんが、画像データとして写真や貴重品がファイル化されて管理番号が付けられ、20冊ほどのアルバムになっていました。

チャチャッっと見て次に行くつもりでしたが、なかなか膨大な量で以外に時間が掛かってしまいました。


それでも何点か、親戚や親しいご近所の方の写真、それとお母さんの妹の写真を見つけたので、送って頂けるように手続きしてきました。





その後、大槌町へ。



私の自動車アベニールが保管されていたのは、大槌漁協前の公園。



係りの方に書類を渡し来場者名簿にサインをすると、名簿には鵜住居から来ている人たちの名前が！

尋ねてみると、鵜住居の車屋さんに車検に出していて大槌町に流されたらしい！


私が車検に出した鵜住居の車屋さんは大槌が本店なので、

「室浜の半島を越えて大槌まで流されるの？」・・・・・

「きっと本店に運んで車検していたんだろう」・・・・・

・・・っと、推測していたんですが、どうやら鵜住居から室浜の半島を越えて大槌まで流されてきたようだ！！



浮いたままで流されたのか、沈んで流されてきたのか？



何かしら思い出の積載物の一つでも・・・っと思っていました。



区画事に整理番号が付けられていて、手前の番号の自動車は見つけたのですが係りの方もなかなか見つけられない。


近辺を探していると、見慣れたホイールとシルバーの車体！！！



ありました～！！

書類にはナンバーが書いてありましたがナンバーは何処にあるのやら。


・・・って言うか、シルバーの車体とホイールしかわかりません～！





近づいて見ると、見覚えのあるシートやギアノブ。

角度を変えて見ても、どんな風に車体が変形しているのかわかりませんでした！






どうやら車体の上の座席は助手席の様です。

ＣＤの一枚でもと思っていましたが、ダッシュボードすら見当たりませんでした。


ガレキと一緒に洗濯機にでも掛けられた様に・・・。



でも、頑張って原型を留めてくれたお陰で再び会うことが出来ました。

この車で走り回り、ドライブやキャンプ、チェリーのジョギングや家族旅行と沢山の思い出を作り、仕事をして娘を高校まで育てることが出来ました。


有難う・・・本当にご苦労様でした。





自動車でさえこんな気持ちになるんだもの・・・。


不明者の方を待つ家族の気持ちは・・・・・同じ被災者といえども、その悲しみは計り知れません。


一人でも多くの不明者の方が、ご家族のもとに帰れますように・・・。