天然ボケ生活

今日は愛犬おりきの美容院に行く日。おりきは二ヶ月に一回ぐらいの割合で行っている。ちなみにもちろん私より頻繁に行っているわけで（私は今年は2月から行っていない）マジうらやましい＾＾；

朝、父と一緒に美容院まで送って行った。どちらの犬でもそうかもしれないが、おりきは美容院が嫌いだ。美容院の前に車を止めた時点で、おりきは私にしがみついていた。我が家ではおりきに美容院に行くことを『じょいじょい』と呼んでいる。おりきに「じょいじょいやで～」と言ったら、私に抱きついたまま脇に顔を突っ込んでいた。どうやら隠れているつもりらしい。もちろんそんなことは無視して美容院に入っていく。カウンターで美容院のおねえさんに説明している間もおりきはカウンターにのろうともせず私にしがみついていた。こういう時のおりきは本当に愛しい。きっとおりきはこの（おりき的に）危機的状況から救い出してくれるのは私しかいないと信じているのだろう。しかし、この期待には応えられない。非情にもおりきをカウンターに無理やり乗せて「おりき、がんばりや～。バイバ～イ！」と私は美容院を出て行ったのだ。その時のおりきの顔･･･情けないったら。。。

今日は私はフラメンコのレッスンだったので、遅めの帰宅。玄関を開けたらいつも迎えに来るはずのおりきが来ない。「おかしいな？」と思いながら居間に入ると、おりきは父に拘束されていた。私の顔が見えるなり父と母が声をそろえて「今日はおりきが大変やったんや～」って。「どうしたん？」って聞いたら「おりきにいっぱい虫がついてたんやって。」と言うので「ノミか？」って聞いたら「ダニ」とのこと。ノミとダニならダニの方が性質が悪い。犬のノミはめったに人間につかないが、ダニは人間にもつく。そりゃ大変だ。詳しく話を聞いたら、もちろん美容院でもたくさん取ってもらったそうだが取りきれず、父が必死で取っていた模様。父の目の前のテーブルの上にはガムテープが30センチほど置いてあり、そこに小さな点々がいっぱいついている。この小さな点々はいうまでもなくおりきについていたダニであった。

おりきは父の膝の上に仰向けに拘束されており、私を見つけて弱々しく尻尾を振りながらうるうる瞳を潤ませて、私に救助を求めていた。

「おりき！大変やったんやな。ちょっとおいで！」って声をかけたら必死で父の手をすり抜け私のところに走ってきた。私の膝に飛び乗って「うぉ～、うぉ～～～！」と訴える。たぶん今日一日のおりきの不幸を訴えているのだろう。「そうか～大変やったな～。でもカットしてもらってダニが今日見つかってよかったやん。実はかゆかったんやろ？」と話しかけると「そうかもしれんけど、いややぁ～～～！」と言っているかのごとく「うぉ～～！うぉ～～～！」と余計激しく鳴く。鳴くというより泣いているんだろう。すると悪者にされた父はおもしろくない。「なんも、わしかて好きでおりきの敵になっているわけやない！」って拗ねた。もう！大人気ない。。。

その後それでも引き続き父はおりきのダニ取りに精を出し、私はその隣で夕食を食べていた。するとダニが取れるたびに父が私に見せる。もう、いいって～～～！なんぼ小さい虫とはいえ食事時に見て気持ちのいいものではないのだ。何回かに一回は私の目の前でダニをつぶす。もう！意地悪なんだから。。。「もう！やめて～な～。男の意地悪はかっこ悪いで！」と言ったら、そろそろ取るダニもいなくなったらしく、今日のダニ取りは終了された。するとおりきは、私の一言でダニ取りが終了したと思ってうれしそうに私に寄って来た。すると、また父は面白くない。おりきにこっそり「おとうさんのとこに行ってあげて」って言ったが、いつもはしぶしぶでも父のところに行くのに、今日は頑として行こうとしなかった。ちょっとかわいそうな父。まあ、明日になったらおりきのご機嫌もなおっているから。。。明日は私がダニ取りの悪役をかってでるつもりだ。

そういえばちょっと前から私に軽い湿疹が出ている。もしかしたらダニが原因かも？そんな話を聞いたことがある。やっぱりおりきのダニ撲滅運動には積極的に参加しよう。

それにしても春からダニよけの薬をつけていたのに。。。急に暑くなってダニがわいてしまったのか？お医者さんにも報告しなくては。。。っておりきが草むらなどに入りすぎなんだけど。。。もっとブラッシング強化だね。これもおりきのきらいなことのひとつ。おりきにとって受難の夏になりそうである。