天然ボケ生活

あ～、、、
実は昨日、フラメンコの今度のライブの一回目のリハーサルというか音合わせだったのですよ。
それがまた、毎度のことながら最悪で（私がですが）実はすごく落ち込んでいるというか、悩みのツボの底に落ちています。一夜明けても気分は晴れなくて、、、ここに吐き出したらちょっとは考えがまとまるかもしれないので書きます。

まあ、テンション的にも最悪だったのですよ。本当なら昨日は亮子ちゃんにアルバイトに来てもらってお店のほうはまかせて、12時からお仲間と自主練習→2時から音あわせ、5時まで→7時から通常のレッスン…とフラメンコ三昧な一日を送るつもりだったのですが、前日の夜に亮子ちゃんからの「骨、折っちゃったんです～」という緊急電話連絡。。。骨折自体は足の指らしくて大げさなものではないらしいけど、それでもすごく痛くてアルバイトは無理とのこと。。。これは仕方がない。あきらめて一日閉店することも考えたけど、お店の近くの神社がお祭りだし、三連休の前2日が調子がよかったものだからあきらめきれず･･･実は私は不謹慎ながら台風が来てくれる事を祈っていた。。。実際に被害にあった方のことを思うと本当に不謹慎で最低の考えなのだが、台風が来てくれていたら『台風のため本日お休み』というのが不自然ではないし、お祭り自体も中止になるだろうし、『お店開けても、どうせヒマやし～』という自分自身に言い訳ができるし…と、自分勝手なことばっかり妄想して深夜まで台風情報ばっかり見ていたのだ。しかし、神さまがこんな自分勝手な願いを聞き入れてくれるわけもなし…昨日は台風の影響もほとんどなく、良いお天気でした～。そういうことになっちゃったら仕方がないし、12時からのお仲間との練習はドタキャンし、音合わせの方も私の分だけぎりぎり間に合うようなスケジュールに変更してもらって4時からの参加ということにしてもらったのだ。みんなに迷惑かけて申し訳ないけど、これしか仕方がなかった。

で、仕方がないとはいえちょっと悲しい気分でお店へ。。。
結果的にはお店としてはこの方が良かったのだ。顧客様もたくさんご来店いただいたし、、、一時的に悲しい気分が吹っ飛ぶぐらい忙しかったのだから。。

で、まだお隣の喫茶店はおおいに賑わっていて、閉店するには心が痛む時間に『勝手ながら…』って張り紙をして飛び出した。ぜーぜー言いながらたどり着いたスタジオ。なのに気持ちは『これから踊るぞー！！』ていうのではなくて『はぁー、なんとかたどり着けた…』というもの。スタジオはある種独特の緊張感でピーンと張り詰めているのに…私はまずその雰囲気に入り込めないでいた。

「あ～ん、、、踊れない！！」
もう、この時にはすでにそう思っていた。絶対無理！でも焦れば焦るほどテンションは上がらないし、、、血の気が引く思い、、、ってやつ。漫画なら顔に縦線サァーとかいてある状態。ともかく最悪！

そんな中で私の番はすぐにやってきて、、、

それでも私は実はちょっとなめてたんですよね。。。

今回私の踊る曲は比較的わかりやすい曲調だって。今回のギターさんは私の好きな曲調を弾かれる方だし、歌は、、、ちょっと曲によってはわからないというのは知っていたのだけど、この間発表会で踊った曲のようにもともとがわかりにくい曲ではないから、ちゃんと曲を追っていけば大丈夫だって。

でもって、結局は、、、玉砕。。。

曲が、、、追えない、、、
今、どこにいるかわからなくなる感覚、、、、
頭、真っ白、、、とまではいかないけど、知らない空間に落ちたみたいな感じ。
遠くに先生のパルマ（手拍子）と声が聞こえていて、、、私も必死で立て直そうとしているんだけど、曲の切れ目切れ目で合わなくて、、、
と、頭の中が呆然としていくうちに曲は終わった。。。

あっ。。。
この感覚。。。
前にも経験している。。。

そう、去年のミニコンサートのリハーサル。曲も同じ曲だった。この時も同じようなことで混乱して、悩んで、でも、なんとか本番を乗り越えて、、、こういう場面の克服方法をマスターしていると思っていた。ギターの曲調が変っても、歌の曲調が変っても動揺せずに踊ること。。。ともかく『コンパス』（カウントみたいなの）を正確に！そうすれば見る側からは違和感がない！

でも、実際は去年と同じことで失敗して、、、
動揺しまくったという結果。。。

全然、成長していないじゃん。。。



フラメンコというのは、ある意味曲が定まっていない。ギターを弾いてくれる人によって（一般の曲で言う）前奏や間奏のメロディーは違うし、歌う歌い手さんによって歌詞が違ったり、歌う長さが違ったりする。今回、自分なりにすんなりできなかったところ。。。

たとえば、、、（ものすごく無理やりでわかりにくいたとえなのだけど）

　１２３４５６７８９1011121314
さーくーらー、さーくーらー♪

って歌。私はこの『歌』はこの歌い方しか頭の中にインプットされていない。しかし、歌い手さんが

１２３４５６７８９1011121314
さーーくらーー、さくーーら♪

と歌ってくれた場合。私は私のインプットで踊っていく。そしてたまたま上の例で『７』のところで踊りのアクセントがあったとする。しかし、下のように歌ってもらうと、まだ『７』の部分では曲が続いていて、曲の切れ目は『８』の部分。すると踊っている私としてはとても違和感がある。一瞬「あれ？私ったらどこかで間違ったかな？」と思う。で、『７』と思い込んで続けると、どちらも『14』で終わっているわけだから、私としてはまた『14』の部分で合わないと感じてしまう。。。

ちゃんと曲を読める踊り手なら、この瞬間、瞬間であわせられるのだと思う。でも、私って未熟だから。。。その度に流されてしまって。。。ふーーーー。
これじゃ、私ってCDで練習しているのとおなじじゃないか！せっかく生ギターで常々練習しているのに、意味がない！でも、ある意味練習生としては仕方のないことで、これは経験なんだろうと思うのだけど。

通常の練習の時、いつも同じ人に弾いてもらっているから、それに慣れてしまって、勝手に頭の中でCD化してしまうのよね。

ギターさんに「もうちょっと、練習してやーー」って言われてしまった。。。
いや、とーってもいい人で、私が落ち込まないように明るく言ってくれたんだけど。。。

で、一曲分休憩して、もう一度踊らせてもらった。

2回目はギターさんがなんとなく私の踊りに曲調を合わせてくれて、一回目よりははるかに踊りやすかった。でも、もちろんOKラインははるか向こうで、一回目よりひっかかりが少なかっただけ。

はぁー、、、ギターさんってすごい。。。

でも、なんか、感覚的に『歌』に入れない。。。
去年、悩みに悩んだ時のギターさんが、今回の歌い手さん。もちろんすごく上手（って言うのも失礼。相手はプロだ。）なんだけど、なんとなく私とは感性が合わないのかな？どうも歌に乗れない。。。

でも、本当は『歌に乗って踊る』ことが大切なのだ。
歌あってのフラメンコ。なんとなく間違いがちなのだが、本来は歌が主役。踊りは脇役で歌を引き立てるための小道具なのだ。だから『歌に乗れない』なんてもってのほかなのだ。

私の場合、技術面も不安定なのに。。。

この壁を乗り越えなければならない。

まず、曲に慣れること。
この歌い手さんの歌でコンパスをとる。

話はそれから。

あ＝＝！
ちょっとは、すっきりしたかも？

あと、もう一回リハーサルはあるけど、それはもう完成版を通すのみ。
こんな悩みをもったまま踊るわけには行かない。しかも今回はソロ。ひとりなんだー！！！誰にも頼れない。自分の（つたない）踊りを信じるしかない。。。。ということはそういう心の強さも必要か。（←今のところどうしても信じられないから）あー、壁は高いな。。。（遠い目。。。）

でも、昨日思ったこと。。。
あんまり自分のゲストを呼ぶのはやめよう。。。（←めちゃ、後ろ向き発言）
今の踊りなら「おりゃー！金返せ！」状態なのは間違いない！！