天然ボケ生活

お店の敷地内には本当にさまざまな動物、昆虫が出没するが、今日はウサギだ～(笑)

朝、お店に到着するやいなや周辺のお店の人達に呼ばれた。みんなが集まっていたのは見えていたけれど、なにをしているのかはわからない。『むふ。また掃除かな？』と思い、へらへらと近付いて行ったら、どうもみんなの様子がおかしい。なんだか必死な様子。？？？と思ったら『Guaさん！早く！ウサギやねん！』って叫ばれた。？？？ウサギ？？？。どうやら迷いウサギらしく、そしてウサギを追い詰めている人達の中には追い詰めたものの捕まえられる人は一人もいないらしく、追い詰めた状態で私を待っていたらしい。私はすぐにコートを脱ぎ捨て捕獲に向かった。追い詰められた茂みの下を覗いたら、かわいい瞳がこっちを見ていた。か～わ～い～い！人形みたいだ。抱き上げようと手を伸ばしたら…逃げた。あたりまえだ。その後走り回って大捕物！それでも約五分後には捕獲完了。用意されていた靴屋さんの段ボール箱に保護。ふぅ～。って眺めていたら…ウサギったら…私の腰の高さほどの箱を跳び越えた！ぎゃ～ぁ～！さすがウサギ！小さいのにジャンプ力はすごいんだ！その後また走り回って大捕物！無事、再捕獲！ウサギはまた箱の中に…。今度は箱の上に
カゴでフタをした。

店の前の看板に張り紙をした。『迷子のウサギ預かっています。お心当たりのある方、お待ちしています』

ご近所のOさんにも電話。『ご近所でウサギを飼っている方知りませんか？』

いつも聞いているFM局にメッセージ。『ウサギを保護して困っています』

いろいろやってみたけど、今日は手掛かりなし。ウサギは徐々にリラックスしてきて、夕方にはのんびり毛づくろいしていた。

食べ物ははじめはレタスとかをあげていたけどいまいち食いつきが悪かった。午後からOさんがウサギのえさ(ドライフード)を差し入れてくれたので与えてみたらガツガツ食べた。これでペットウサギ確定。ウサギは急にえさを変えると食べないらしい。

飼い主さん、探してくれているよね。
でも夜になっても飼い主さんは現れなかった。

ここで(遅いけど)思いついて警察に電話で通報。しかしおまわりさんは『申し訳ないがそちらで預かっておいてください。飼い主がわかったら電話します』だって。生き物だものね。預かるの怖いよ。
で、結局今夜はウチのお店に入れておくことにした。

帰る時、真っ暗になるしちょっと心配だったけど、仕方がない。(家にはおりきがいるし…)明日まで元気にいてくれるように祈りながら帰って来た。

家に帰ってその話をしたら父が不吉なこと言った。

『ウサギはな～歯が強いねん。それでな、夜に動き回りよるねん。あ～あ、お前の店、明日はフンだらけやわ…』

えぇ～！ホンマ？
明日が怖いよ～。飼い主さ～ん、早く迎えに来て～！