乳酸菌に関するセミナー
好奇心でセミナーへ行ってきました。「乳酸菌で体の中からキレイになろう」というタイトルでした^^なぜ、いきなりそんな所へ行く気になったのかというと、デトックスを出来る範囲で挑戦していくうちに、腸内環境のことが気になり始めてきたのです。腸がきちんと動かないと体の余計なものが出て行かない・・・。そうなると乳酸菌とかプロバイオティクスとかそういう言葉が気になる。ということで、よいタイミングでセミナーを発見したのです♪当日は杏林大学の神谷茂先生が普段聞けないようなお話をしてくださったり、スポーツキャスターの田中雅美さんがパネルディスカッションへ来られたりとなかなか充実していました。(田中さんはオリンピックの水泳選手をされていたのですが、スラッとしていてすごくキレイでびっくりしました!)乳酸菌というのは細菌の仲間ですが、細菌というのは人類誕生の約34億年前に発生しているそうです。大きさも千分の1ミリというすごく小さいものなんですよね。そして、ウイルスというのはもっと小さくて1万分の1ミリ。細菌とウイルスってサイズも違うし形態もまるっきり異なっています。(ウイルスは顕微鏡でみるとキレイな幾何学模様をしているそうです)人は最初は無菌の状態で生まれてきて、産道・母乳・環境などから細菌を取り入れていきます。体の中にはさまざまな細菌(バクテリア)が住んでいるそうです。(大脳・脊髄・血液の中にはいないそうですが)そして人の体の中に細菌がたくさん存在し、正常フローラ(細菌叢さいきんそう)というものが形成されています。フローラというのはお花畑のような意味です。細菌の花が例えば腸とか皮膚に咲いているような感じでしょうか^^(これは勝手に想像していますが・・・)腸内フローラは腸管に形成されていますが、約400種類、約100兆個の細菌が存在しています。そしてプロバイオティクスというのは、特に腸内にいる細菌に良い影響をもたらし、腸内環境を整える生きた微生物なのです。乳酸菌・ビフィズス菌・酵母菌(イースト)などいくつか種類があるそうです。このセミナーの協賛はヤクルトだったのですが、体に良い飲み物なのねって改めて思いました。(別に広告ではありません・・・勝手に思ったので)このプロバイオティクスの効果というのを臨床的な事例といっしょに説明を受けました。ただ、劇的に完治するものではなくて、緩やかに調子が良くなってきた患者さんが多いようです。研究では下痢・アレルギー・産婦人科疾患・がんにも多少効果が出ているようです。(この辺は実際のデータを見せてもらったのですが、専門的でちょっと難しい^^;)人によっていろいろ差があるのでしょうけど、腸内環境をプロバイオティクスによって整えていくのって体によさそうです。腸は免疫力にも関係のある臓器でもあるので、10年近く悩んでいる花粉症が少しは良くなるのでは!なんて前向きに考えてしまいました♪さらに、主人は腸が弱くて鼻炎持ち・・・やはり関連があるのかもなんて勝手に想像。ちなみに、あくまで健康維持のためにプロバイオティクスを考えた方がいいそうです。確かに治療で使われているケースもありますが、病気が全て治る訳ではないので・・・。パネルディスカッションではもうちょっと実生活に役立ちそうな知識をお話されていました。体の調子が悪くなるとお腹に症状が出やすいので、腸内環境を整える必要があるようです。抗生剤・抗がん剤の多用はフローラが少なくなり、ちょっとしたことで病気にかかったりするようです。(臓器移植などで拒否反応をなくすために抗生物質を使うときに無菌室に入るのは体にとってよい微生物が少なくなり感染症にかかりやすいということなんだと認識しました)プロバイオティクスはO157が流行したときに患者さんに投与され、今後期待されている分野とのことです。予防医学の観点から見ても効果が期待されているそうです。大腸がんになる確率は欧米の人が高く、日本人・スウェーデンの人は低いそうです。便の量で見ると欧米の人は少なく、日本人・スウェーデンの人は多い。便が発がん物質になることも・・・。体にとっていらないものはちゃんと出さないといけないですね。そのためにも腸内環境にもうちょっと気を使ってみる必要がありそうです。ヨーグルト・チーズ・漬物、なるべく摂取するようにしたいです。(幸いどれも大好きなので嬉しいな)今後も好奇心がおもむくまま、いろんなお勉強会に参加しようと思っています。そして記録の意味を込めてブログに残せたらいいなあ。