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寧波(ニンボー)生活日記

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2006.11.25
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カテゴリ:寧波-生活・留学
日本から寧波へ戻ってきてすでに3週間・・・。早い・・・。

毎日学校でひーこら言ってます。

ちなみに学校の件で私がイライラしすぎて毎日超最悪な態度だったので、温厚な彼がブチ切れました。


反省・・・。






日本から戻ってきてからなんだか体調が悪く、それでも日にち薬で何とかなるだろうと様子を見ていたんだけどひどくなる一方。


風邪や熱ならまだしも、今回の体調不良は婦人科系。



たぶんストレスや疲れによるものだとは思うものの、自分ではどうにも対処の仕様がない。



このまま放っておいて今回の不調を原因に他の病気を引き起こしたらどうしよう、なんて被害妄想&心配性ぶりを発揮してしまい、不安になるばかり。



内容が内容だけに、ここ(中国)では絶対病院に行けないから不安はますます倍増。



彼は日本に帰って病院に行けば、と言ってくれるも、家計を見たらそんなことできる訳もなく、それなら上海まで行こう!という結論に。



さっそく保険会社に電話し、上海で病院を探してもらう。



すると保険会社と契約している病院で、1つ日本人の女性医師がいる婦人科があるとのこと。



もうこれしかない!神様ありがとう!!と土曜日の予約をお願いする。




その後保険会社から折り返しがあり電話に出ると、そこはやはり人気らしく土曜の予約はすでにいっぱいだとのこと。


そして土曜の午後、日曜はもちろん休み・・・・。



神様はいなかった・・・・・(泣)




なんて大げさだけど、さて、ではどうするか、どうしよう。



この保険会社、寧波で契約している病院はただ1つ、彼が風邪の時に行った寧波第二病院



保険会社の人も、ここは婦人科専門ではありませんもんね・・・・と言っていた。確かに。



そしてとうとう寧波にある婦人児童病院を紹介されてしまいました。

契約はしてないけど、あとで書類を書いて送ればちゃんとお金が戻ってくるとのこと。




どーしてもどーしても行きたくなかったけど、どーにもに不調だったので仕方なく、泣く泣く。



この病院、夏に友達についてきたことがあったので(友達は妊婦さんで検診をしに)、特別問診部はそれほどひどい場所じゃないってことは分かっていたのですが・・・。



そして私も一応特別問診部。


言葉は全部彼に頼るのみ。



中国の病院はどこもそうだけど、まず最初にお金を払わないと診てすらもらえない。

特別問診部ではまず100元(約1500円)。


しかも領収書には20元。80元はどこへ消えた!?なんて話は置いといて。



先生はたくさんいて、どの先生に当たるかは運なんだろうけど、呼ばれて入っていった部屋には超おばあちゃんな先生。

だけどまず女だってことに一安心。



でもおばあちゃんすぎて言葉が・・・。

かなりゆっくり丁寧に話してくれてるのは分かるんだけど、発音が少しおばあちゃんなのと、辞書にもない専門用語なのと、字で書いてもらってもみみずにしか見えず、でかなり苦労。



それに話している時も普通に次の人が部屋に入ってくるし。彼の時と同じ。


ただ内容が内容だけにすごいイヤで、先生も気付いてくれて人が入ってくるたびに外で待ちなさいって言ってくれた。




そんなこんなでこっちも先生もたぶん話の半分くらいしか理解できず、じゃあちょっと診てみるからこっちに来なさい、とちょっとしたついたての後ろへ。


・・・・・・・・・。



学校の職員室の片隅にあるような質素なキッチン(シンクがある程度)の前にこじんまりした小さなベッド、備品一切なし。


・・・・・・・・・・。


衣類を置くカゴもなし、ベッドの上は薄ら汚れてて髪の毛とかへばり付いてる。


・・・・・・・・・・。



大泣きして逃げ出そうかと思いました、ええ。


かなり詳しく書きたいのですが内容が内容だけに、ただただ阿鼻叫喚です。



ちなみに彼には部屋の入り口の前で見張りを頼みました。

そして思っていた通り、人が入って来るわ来るわで、その恐怖もありーので。



彼もひたすら今はダメだ、検査中だ!みたいに言ってくれてました。



先生にはずっとリラ~ックス、リラ~ックス、怖くない~、怖くない~、と言われてましたが、リラックスできるか!!!!って感じで。



ずっと泣いてました。なんだか強引だし(泣)


日本の設備は何なんだ??あの完璧な衛生概念は何のためだ???って叫びたい感じの原始的さです。




終わった後は血液検査。あまりにショックすぎて注射器新しいものか確認するの忘れててました。



その後妊娠してるか聞かれ、そんな訳は絶対にない!と言い切るも、分からないじゃないか!!と逆ギレされ(たぶん飲み薬を出せるかどうかで聞いたっぽい)、検査してこい!と。




私はてっきり尿検査か何かだと思っていたのに、これが大誤算。

この検査はこの検査専用の検査室があるようで、特別問診部ではやってもらえず。



看護婦さんについて下の階へ降りていくと、男性はダメ!と彼はシャットアウト。


狭い場所に3部屋くらいあって、全部扉は開いてて人が所狭しと並んでる。



人が並んでいる1番前に誘導され、ここに並んで待っていろと看護婦さんに言われ看護婦さんは去っていく。



並んでいる人達のかなり冷ややかな視線をあび、うすっぺらい、しかもちゃんと閉まってないカーテンの向こうでは何の検査が行われているかも分からず、並んでいる人にもう入っていけ!とまくし立てられ入っていくと、薄暗い部屋にモニターを前にした女性と男性2人、これまた汚いベッドが1つ。



そしてズボンを穿いている真っ最中の女性が1人。


んっ???


器具的に超音波だと分かったので、おなかを出して横になると男性に何だかめっちゃ怒られる。


何言ってるのか全く分からず半ベソで、たださっき診てもらう時先生が言ってた言葉と同じ言葉が聞こえたので、あらー、ここでもパ○ツ脱ぐんですか・・・・みたいな(大泣)



そしてさっきより阿鼻叫喚。


しかも何か聞いてくるのにまったく聞き取れず、それにイライラするのか、この検査員余計怖くなっちゃってずっと怒ってました。


泣きながら「ティンプトン~(分かりません)」を連呼しました。



ここは一般検査室なので、数こなせ!状態でひどい。


ちなみにここも衣類や荷物を置くラックなんてものはなく、私、パ○ツ握り締めて検査受けました(笑 ←笑い事じゃないけどさー)



まだかまだかとカーテン越しに覗かれるし、終わってまだパ○ツ穿いてないのに次の人が入ってきてひっくり返りそうになりました。


そして私がいるのにスルスルと脱ぎ始めてらっしゃいました。




なんだかグッタリでその検査室の受付で待っていた彼と会い、ここで今の結果もらうらしいよ、と言われ待っていると、みんながたかっている受付のカウンターに今のモニターの写真とその結果が書かれた紙がペローンと置かれ、みんなが誰のだ、誰のだ、みたいに見てて、おいっ!!!って感じ。


うわさ通り、プライバシーはありません。




結局この検査じゃ妊娠してるかどうかは分からないね~と言われ、だから妊娠なんてしてないって言ってるじゃん!!みたいなね、今のこの精神的肉体的な苦痛は何だったのか、と。



結局飲み薬以外の薬を処方され、検査結果は来週聞きに来い、と言われ、次の週も行き、原因は特定できないと言われ、病名もいまいち分からず、で今に至ってます。


まあ薬のおかげで症状はだいぶマシになったので結果的には行ってよかったんですが、ホントにもうこりごり。




こんなの経験しちゃったから日本の病院は天国のように感じることでしょう。

なんだか怖いもんなしって気がする。



もう2人くらい産んじゃったくらいな気持ちです(大げさ)。



って言いながら、超ビビリな私なので出産なんて死ぬ~!!ってなること間違いなしですが、まあとにかく中国という国(しかもローカルな病院)で婦人科にかかるという偉業をなしとげてしまったのでした。



コンタクト事件といい、以外と病院行っちゃってます・・・・・。





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Last updated  2006.11.25 13:14:05
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