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カテゴリ:寧波-生活・留学
金曜日、例の彼女の部屋へお泊りに。
待ちに待ったこの日。 夕方、学校の寮の周辺にあるちょっとした小店が集まっているあたりで軽くごはん。 食後に果物を食べるべし!という彼女に引きつられ出店のような果物屋でみかんや干し柿を。 そして彼女の部屋の前に到着すると彼女が携帯と部屋の鍵(カード)がない!!と。 この時彼女はカバンは持たずコートのポケットに財布、鍵、携帯を入れていた。 すぐ私の携帯で彼女の携帯に電話をかけてみたけど繋がらない。 あぁ、電源切られてる・・・・。 という事ですられたこと決定・・・・。 一応戻って落ちていないか、捨てられていないか歩き回って探したけど見つかるわけもなく。 テンションの下がる私達。 部屋のカードは30元(約450円)出せば再発行してくれるそうで少し安心したけど、携帯はどうにもならない。 日曜日に寧波を経つっていうけど、それでも携帯の中はいろんな人の大切な番号がたくさん入ってるだろうし。 食事も果物もおごってもらっちゃって、私が来たせいですられたんだからとカード再発行代を払おうとしても受け入れてくれなかった・・・。 部屋へ戻るもお酒を飲む気になれないと言う彼女。 部屋にある電話でお父さん、北京にいるお姉ちゃんに電話をし事情を話す。 私達のクラスメイトの他の韓国人も彼女の部屋へ来たので、携帯借りて連絡とりたい人に電話してた。 同じクラスの日本人の女の子も遊びに来て、3人でテレビを見たりおしゃべりしたり。 彼女も少しずつ元気になってたけど絶対無理してるんだろうな、と分かる。 学生寮は寒いと聞いていたのでけっこう行くの怖かったんですが、彼女のベッドにはホットカーペット(韓国から持参)が敷いてあったので寒さは問題なし。 ただやっぱり冷え性の私は手と足先は冷え冷え。 それを見た彼女、実は彼女お灸をしょっちゅうしてるとの事で韓国からわざわざ持ってきていた大切なお灸を私にしてくれました。 手のツボも知ってて、彼女も体調良くないなと思った時にはやっているそう。 (↑彼女の手 あぁ、愛おしや~) お灸なんて熱いだけ!というイメージだったので怖かったんですが、やってみると熱いけど払いのけるほどではなく、火が怖い私(ライターすらすれない)のために何度も火をつけてくれました。 そしてそのお灸も、そんなに冷え性なら絶対やるべし!とたくさんくれ、感激。 彼女はこの学期が終わり韓国へ戻ると大学4年生だそうで、私はてっきりそのまま韓国に残り大学院へ進む(前そう言ってた)と思っていたら、韓国へ戻り半年大学へ行ったらその後また中国へ留学するとの事。 場所は彼女のお姉ちゃんが今博士を勉強している北京。 北京に1年留学する予定だそうです。 という事で、全く興味のなかった北京、彼女がいるうちに旅行行き決定!! でも勉強本当に頑張るな~と何度も感心してしまった。 彼女の両親、お父さんは教授、お母さんも学校の先生。 でもお母さん、癌で何度も手術しているそうで、でもまだ中学生の弟もいて、先日亡くなったおばあちゃんは実は痴呆症だったようで、韓国にいた時は彼女が夕飯の支度をしていたそう。 だからこんなにしっかりしてるのかな。 話せば話すほど考え方や世の中に対しての解釈がかなり大人で。 まるで社会人を経験している人のよう。他の学生と全然違う。 まあだから好きになったってのもあるけど、やっぱりこの子はこういう子だった、と嬉しくなってしまった。 次の日は彼女に起こされ、彼女の部屋で一緒にお昼を食べ、私の中国語に対する不安を聞いてくれ、アドバイスをくれ、韓国のお茶やコーヒーをたくさんくれ。 彼女は今後も忙しいから私なんかにかまっているヒマはなさそうで、想いのギャップに1人でシクシクしてしまいました。 常に私が好き好き光線を出してて、彼女は仕方ないからつきあってやってる感(冗談込みで)な関係だったけど、私的には絶対次もこっちから無理矢理機会作って会ってやる!と思える相手でした。 携帯なくしちゃったからもう連絡は取れず、昨日寧波から北京へ出発予定の彼女の部屋に電話をかけたけど留守でした。 だから昨日はずっとイジイジ。 彼には「おまえの事絶対うっとうしかったんだよー」なんて言われ、冗談でからかっていると分かっていても泣いてしまった私(←大バカ) お姉ちゃんがいる北京内を一週間旅行し、その後北京から韓国へ帰るそうです。 本当は杭州へ1人で戻ってきて杭州経由で帰る予定だったそうですが、スリの一件でお父さんが心配して1人で中国国内を移動するのは避けるように手配してくれたそう。 ちなみに彼女、HSKの結果も今学期の成績もかなり良い結果。 1人で努力してたもんな。頑張るとちゃんと結果が出るんだ、と彼女を見て思いました。 今学期このクラスへ来た時、韓国学生だらけで多少疎ましささえ感じていましたが、彼女に出会えて本当に良かった。 彼女にしてみればたった半年留学したところにいたちょっとおかしな日本人って感覚で、これからも出会いはたくさんあるんだろうけど、こんな歳になってからの私にはとても貴重な経験だったな、と感慨深いものがありました。 人気blogランキングへ ←なぐさめのクリックを・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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